渡部 幹

渡部 幹

モナッシュ大学マレーシア校 スクールオブビジネス ニューロビジネス分野 准教授
UCLA社会学研究科Ph.Dコース修了。北海道大学助手、京都大学助教、早稲田大学准教授を経て、現職。実験ゲームや進化シミュレーションを用いて制度・文化の生成と変容を社会心理学・大脳生理学分野の視点から研究しており、それらの研究を活かして企業組織にも様々な問題提起を行なう。現在はニューロビジネスという大脳生理学と経営学の融合プロジェクトのディレクターを務めている。代表的な著書に『不機嫌な職場 なぜ社員同士で協力できないのか』(共著、講談社刊)。その他『ソフトローの基礎理論』(有斐閣刊)、『入門・政経経済学方法論』、『フリーライダー あなたの隣のただのり社員』 (共著、講談社)など多数。
東芝の二の舞を避けるために取締役会で取り組むべきこと
渡部 幹
企業存続の危機に瀕している東芝は、多くの企業のマネジメント層に「わが社は大丈夫か?」と疑念を抱かせている。問題や不正の隠蔽など、間違った意思決定をしないためには、何が重要なのか。心理学的に見てみよう。
東芝の二の舞を避けるために取締役会で取り組むべきこと
出世の口約束が反古に…企業に蔓延「裏切られた感」の正体
渡部 幹
どの会社にも必ずある「暗黙の了解」。上司はこれを部下に求め、要求を守れば評価を上げたり、昇進させるなどの報酬を口約束したりする。しかし、しばしばこの約束は破られ、部下のモチベーションを下げることになる。今回は、組織に存在する、この「暗黙の了解」を考察する。
出世の口約束が反古に…企業に蔓延「裏切られた感」の正体
強制消灯でも隠れ残業ブーム、過労問題はなぜ解決しないのか
渡部 幹
ノー残業デーを設けたり、社内強制消灯をするなど、残業削減に取り組む企業が増えている。しかし多くの場合、“隠れ残業”が増えているだけ。日本企業の取り組みには、いったい何が足りないのだろうか?
強制消灯でも隠れ残業ブーム、過労問題はなぜ解決しないのか
ルペン決選投票へ!世界中で極右指導者が支持される理由
渡部 幹
かつてナチスドイツから迫害を受け、国民の「自由」に敏感なはずのフランスの大統領選挙で、極右候補・ルペン氏が決選投票に勝ち進んだ。なぜ「危険思想を持つ」と危惧される指導者が、かくも支持されるのだろうか?
ルペン決選投票へ!世界中で極右指導者が支持される理由
韓国と米国に共通する「衆愚政治」の危険に潜む心理
渡部 幹
実際の罪状の冷静な検証なしに、朴前大統領を引きずり下ろした韓国や、検証結果を待たずにアサド政権が化学兵器を使用したと断定し、シリアにミサイルを打ち込んだアメリカ。これらの事例に共通するのは、「感情的正義」の恐ろしさだ。
韓国と米国に共通する「衆愚政治」の危険に潜む心理
森友問題「嘘つきは誰か」は心理学的に検証できるか
渡部 幹
籠池氏の証人喚問での発言と、安倍首相の言い分が真っ向から食い違い、混迷状態が続く森友学園問題。誰かが嘘をついているのだろうが、こうした嘘を見抜くすべはあるのか。心理学や脳科学で「嘘」をどのように研究しているのかをご紹介する。
森友問題「嘘つきは誰か」は心理学的に検証できるか
第71回
若い世代に元気がないのは当然といえる心理学的理由
渡部 幹
団塊の世代が元気で、それ以下の世代や、さらに若い世代に元気がないのはなぜか。経済的なゆとりが違うのはもちろんだが、実は心理的な不安が関係している。それは有名な「マズローの欲求階層論」を使えばよくわかる。
若い世代に元気がないのは当然といえる心理学的理由
第70回
マレーシアのリサイクル企業に世界中からインターンが殺到する理由
渡部 幹
マレーシアの若者たちが起業したベンチャーが、世界的に注目を集めている。単なるリサイクルを超えた「アップサイクル」を志向する彼らのアイデアの斬新さ、そして幸せな働き方をご紹介しよう。
マレーシアのリサイクル企業に世界中からインターンが殺到する理由
第69回
清水富美加の引退劇と電通女子社員自殺の共通点とは
渡部 幹
いきなり幸福の科学に出家し、芸能界を引退すると発表した清水富美加。さまざまな憶測が乱れ飛んでいるが、人材マネジメントの視点から見ると、電通女子社員の過労自殺と共通する、マネジメントの失敗が垣間見える。
清水富美加の引退劇と電通女子社員自殺の共通点とは
ブラック企業化の一因「つい仕事を増やす組織」への処方箋
渡部 幹
最初は問題がなかったのに、年月が経つに連れて職場はブラック化していく。古くは松下幸之助が指摘し、学者の研究でも明らかになった傾向だ。特に日本は文化的にブラック化しやすい。それを防ぐにはどうしたらいいのだろうか?
ブラック企業化の一因「つい仕事を増やす組織」への処方箋
第67回
トランプ発言に学ぶ「炎上」を招く3つの心理バイアス
渡部 幹
SNSは匿名性が高いため本音が吐かれやすく、「炎上」が起きやすい。だが中にはトランプ氏のように、匿名ではないにもかかわらずSNSで炎上を繰り返す場合もある。何がそうさせるのだろうか。その背景にある心理バイアスについて解説しよう。
トランプ発言に学ぶ「炎上」を招く3つの心理バイアス
第66回
過労死防止にはストレスの原因の「自覚」が不可欠な理由
渡部 幹
行き過ぎた残業による過労死の問題がクローズアップされているが、残業時間そのものだけを考えても解決にはならない。むしろ、人間関係などから生み出されるストレスこそが、人の心身を蝕むからだ。こうしたストレスに対して、どう立ち向かえば良いのだろうか?
過労死防止にはストレスの原因の「自覚」が不可欠な理由
第65回
超ブラック上司、頭も人柄も悪くない裏に潜む病理
渡部 幹
ある外資系企業の研究所に赴任した新任所長が、たった2年で研究所を機能不全に陥れた。頭も良く、物腰も柔らかい所長なのに、「他人の気持ちが分からない」ことが決定打となって組織を崩壊に導いてしまったのだ。
超ブラック上司、頭も人柄も悪くない裏に潜む病理
第64回
ガラパゴス日本の文化や技術が世界標準を目指すべきでない理由
渡部 幹
映画「ファンタスティック・ビースト」の公開を受けて、日本人のアマチュアイラストレーターが描いた1枚の絵が、英国人原作者の目に止まり、世界中から賞賛を浴びた。日本人からすればありきたりな絵、しかし、外国人が感激するという構図は、「ガラパゴス」日本にはまだまだ、さまざまな可能性があるということを思い出させてくれる。
ガラパゴス日本の文化や技術が世界標準を目指すべきでない理由
第63回
「選挙予測の神様」をも欺いた米国的“本音と建前”文化
渡部 幹
米大統領選で「クリントン氏圧勝」を予測していた「選挙予測の神様」がいた。統計学を駆使し、過去の選挙ではおおむね予測を当ててきた「神様」が、今回の選挙で外した理由はどこにあったのだろうか?
「選挙予測の神様」をも欺いた米国的“本音と建前”文化
第62回
過労死を防ぐ「マインドフルネス」瞑想の驚きの効果
渡部 幹
今、世界で注目されている「マインドフルネス」。禅やヨガの実践を通じて、自分の身体や心の隅々にまで意識を行き渡らせることで、ストレスや疲労を減らす取り組みだ。これは、個々人にとって有効なのはもちろんだが、組織全体への応用もできそうだ。
過労死を防ぐ「マインドフルネス」瞑想の驚きの効果
第61回
電通過労死事件が突きつける「幸せな働き方」の意味
渡部 幹
「勝ち組中の勝ち組」とも言える電通女性社員の過労自殺は、日本中のビジネスパーソンに衝撃を与えた。有名企業だから、給料がいいから、という理由だけで会社を選んでも仕事の本当の楽しみは味わえない。一体、どんな働き方が「幸せ」と言えるのだろうか?
電通過労死事件が突きつける「幸せな働き方」の意味
第60回
小学生に「人事評価」!?仰天通信簿に見る世界最先端教育
渡部 幹
学期末、学校から一方的に評価をされた通信簿をもらう日本の通常の学校に対して、「国際バカロレアプログラム」を採用している学校は、まるで企業の人事評価のようなプロセスを採用している。その特徴の1つは「自己評価」。こうしたトレーニングが、人材育成には欠かせないものだ。
小学生に「人事評価」!?仰天通信簿に見る世界最先端教育
第59回
シン・ゴジラを観た外国人が日本人ほど感動できない理由
渡部 幹
日本に遅れること2ヵ月、マレーシアでも公開された『シン・ゴジラ』。大迫力のゴジラもさることながら、右往左往する国家の意思決定プロセスや、放射能の恐ろしさを描いた秀作だ。しかし、どうも外国人の心にはイマイチ響いていないようだ。その理由はどこにあるのだろうか?
シン・ゴジラを観た外国人が日本人ほど感動できない理由
第58回
子どもを週5日預けっぱなし!マレーシアの仰天育児事情
渡部 幹
教育費高騰が激しく、富裕層であっても夫婦共働きが当たり前なマレーシア。かの国では今、平日は子どもを他人に預けっぱなしにする育児スタイルが流行している。極めて合理的にも見えるこのシステムだが、子どもの生育はどのような影響を及ぼすのだろうか?
子どもを週5日預けっぱなし!マレーシアの仰天育児事情
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