
2012.1.30
第3相臨床試験がスタート胃がん腹膜播種に希望の光経静脈・腹腔内併用療法
全体の生存率が年々改善されている胃がん。しかし、この「治りやすい」胃がんも、進行・再発がんのステージに入ると一転して「治りにくい」がんに変貌する。特にがんの塊が胃壁を突き破り、お腹の中にがん細胞を播(ま)き散らす「腹膜播種」のタイ…
医学ライター
2012.1.30
全体の生存率が年々改善されている胃がん。しかし、この「治りやすい」胃がんも、進行・再発がんのステージに入ると一転して「治りにくい」がんに変貌する。特にがんの塊が胃壁を突き破り、お腹の中にがん細胞を播(ま)き散らす「腹膜播種」のタイ…
2012.1.23
さすがに正月気分も落ち着き、日常のリズムを取り戻した頃だろう。まだ調子が出ない方は、早寝早起きで睡眠・覚醒サイクルをリセットするといいが、そうもいかないのが現代人の常。米国では時差ぼけやシフト勤務者の睡眠補助にメラトニンのサプリメ…
2012.1.16
ペットの抜け毛やホコリが原因のアレルギー性鼻炎に年中悩まされている方も多いだろう。今はさまざまな抗アレルギー薬があるが、薬は使いたくないという方にユニークな治療法を紹介しよう。なんと、二酸化炭素でアレルギー症状を改善しようというの…
2011.12.26
将来、2011年は日本の重度心不全治療のエポックメイキングとして記憶されるだろう。臓器移植までの橋渡しをする国産の埋込型補助人工心臓、2機種が保険償還されたのだ。「欧米では当たり前なのに、日本では未承認というデバイスラグがようやく解消…
2011.12.19
日本人は酒に弱いことが知られている。これを決定するのはアルコール分解能で、具体的にはアルコール脱水素酵素1Bとアルデヒド脱水素酵素2の活性だ。これまでの研究で両者にはそれぞれ酵素活性が高い・中間・低いの3タイプがあり、組み合わせで酔…
2011.12.12
寝たきり要因のトップを走る脳梗塞。本人もつらいが、働き盛りを突然襲う悲劇は家族に大きな負担を強いる。しかし検診は費用や拘束時間を考えると気が重い。なんとか簡単な血液検査でチェックできないものか、誰しも思うだろう。じつは、コレがある…
2011.12.5
肝がんの発症原因はウイルス性肝炎とアルコール性肝炎が代表だが、先進国では非アルコール性脂肪肝炎(NASH)からの発症例が急増している。その予防に重要な「酸化」を防ぐ食事療法の強い味方となってくれるのが、ファイトケミカルだ。
2011.11.28
この8月、欧州呼吸器学会誌に、吐いた息から肺がんを嗅ぎ分ける「がん探知犬」の研究結果が報告された。訓練された犬は、肺がん患者の呼気サンプル100例中71例を「陽性」とし、健康な人の呼気、COPD患者の呼気400例に対しては93%に「陰性」の…
2011.11.21
中高年のトイレ問題──いわゆる排尿障害の症状は失禁、頻尿、残尿感が代表だが、発作的に強い尿意に襲われ、通常は頻尿が出現する状態を「過活動膀胱(OAB)」という。
2011.11.14
糖尿病患者の血糖コントロールに使われるインスリン製剤。1型糖尿病では毎日、2型でも血糖値によっては自己注射が必要になる。注射のわずらわしさから吸入式製剤の実用化が待たれており、現在米国Mannkind社が臨床試験を進めている。
2011.11.7
中途失明要因の一つ、加齢黄斑変性(AMD)がじわじわ増えている。網膜の中心部にある「黄斑」組織に異常が生じる病気で、AMDを発症すると視野の中央がゆがむ、モノが小さく暗く見えるなどの症状が出てくる。
2011.10.31
超音波を使ったHIFU(高密度焦点式超音波療法)は、がん細胞に焦点を合わせて超音波を集束し、がん細胞を加熱する治療法である。虫メガネで太陽光を集めるのと同様の原理でがん細胞を80度以上に熱し死滅させ、焦点より手前の細胞にはダメージが…
2011.10.24
いまや、がん治療の主役に躍り出た分子標的薬。力を発揮するには「標的」の絞り込みが鍵を握る。がん特有の遺伝子変異が生み出す分子であること、その働きを封じることでがん細胞に致命的なダメージを与え、正常細胞には影響が少ないことが条件だ。
2011.10.17
ウイルスの恐るべき細胞殺傷力をがん細胞だけに向けられないか。ごくシンプルな発想が生み出したのが、「がん治療用ウイルス」。近年開発された第3世代の治療用ウイルスは、細胞殺傷力だけでなく、免疫機能を惹起し、がん細胞を攻撃させる機能も備…
2011.10.11
ヒトはなぜ「疲れ」るのか。乳酸の蓄積によるもの、という説は大間違い。今では、乳酸はむしろ筋肉疲労を抑え、脳神経活動のエネルギー源となることがわかっている。つまりは「疲労回復物質」なのである。冤罪の乳酸に代わり、疲労の真犯人と見なさ…
2011.10.3
昨年4月、世界初の治療用がんワクチン、シプリューセル‐T(製品名プロベンジ)が米食品医薬品局(FDA)に承認された。適応は「ホルモン療法抵抗性前立腺がん」で、前立腺がんの増殖にかかわる男性ホルモンを抑える治療が無効になった患者が対…
2011.9.26
うつ病をはじめとする気分障害は診断が難しく、精神科でも確定的な診断を下すまでには時間がかかる。しかも問診しか診断する術がないため、誤診の可能性もある。なんとか客観的にうつ病を診断する手段がないか、とたどり着いたのが「光トポグラフィ…
2011.9.12
末期肝不全の根本治療は臓器移植だが、医療技術以外の課題が山積しているため移植数の飛躍的な増加は望めない。となれば肝移植を待つあいだの延命を考えるのが現実的だ。そこで期待されるのが「ハイブリッド型人工肝臓」である。
2011.9.5
究極の個人情報である遺伝情報。それに基づくテーラーメード医療の実現に向けた動きが始まっている。その一つが遺伝子多型診断で、個々人で微妙に異なる遺伝子配列の違いを読み解き、医療に生かそうというものだ。
2011.8.29
外科的治療の低侵襲(キズが小さく身体の負担が少ないこと)化は世の流れ。がん治療も例外ではない。肝がんに対する「ラジオ波焼灼療法(RFA)」はその代表だ。
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