
2012.3.12
「かけがえのない存在」にならなくてもいい。「代えのきく」人になろう
社会にとってなくてはならない存在になりたい。多くの学生が就職を前にこのように言う。しかし、必ずしも「かけがえのない人」にならなくても社会に貢献できるのではないだろうか。「代えのきく」人という生き方もあるのだ。
総合診療医
1960年札幌市出身。精神科医、立教大学教授を経て、北海道穂別の総合診療医に。著書に『61歳で大学教授やめて、北海道で「へき地のお医者さん」はじめました』(集英社クリエイティブ)等多数。
2012.3.12
社会にとってなくてはならない存在になりたい。多くの学生が就職を前にこのように言う。しかし、必ずしも「かけがえのない人」にならなくても社会に貢献できるのではないだろうか。「代えのきく」人という生き方もあるのだ。
2012.3.5
どの分野にも、先進的な取り組みを実現させた組織には、けん引役となった人が存在する。その人の献身的な働きは大きく、社会を変える原動力である。しかし、理想を言えば、属人的な取り組みを、組織的な仕組みに変えていくことが必要だ。
2012.2.27
経済成長の低下とともに、個人の競争も激しくなってきた。いまや自助努力をしないとサバイバル競争で勝ち残れないと言われる。しかし競争社会では、そこから取り残されてしまう人は必ず存在する。このような社会でも共助の仕組みを育むことはできな…
2012.2.20
震災から1年が経とうとしている今、被災地の状況も変化しているようだ。早くにかつての生活を取り戻した人もいれば、いまだ生活の基盤が築けない人もいる。こうした違いが顕著になればなるほど、「被災者としての一体感」は弱まり、違った問題も現…
2012.2.13
一見、自由自在にSNSを使いこなしているかのように見える若い世代だが、本音では相当のストレスも抱えているようだ。人とつながることで、友達からの返事を気にしてしまったり、他人の生活と自分のそれと比較してしまう。果たして、心地よいつな…
2012.2.6
東京大学地震研究所は先日、首都圏でマグニチュード7クラスの直下型地震が4年以内に70パーセントの確率で発生する可能性があると公表した。将来、起こってほしくないことが起こる可能性が露わになる。このような不安に対応しなければいけない現実は…
2012.1.30
これまで批判的に論評していた大阪市長・橋下氏と先日、テレビの討論番組に出演した。直接ご本人に疑問をぶつけてみたが、いまなお違和感は残る。改革の先にどのような社会をつくろうとしているのか、私には依然見えないままだ。
2012.1.23
橋下徹・大阪市長が、自らの方針を批判する学者や識者を攻撃している。学者や識者らが、時の為政者や体制に批判的な意見を言うのは、いつの時代においても重要であろう。それに対して感情的な批判をぶつける橋下市長には違和感を覚えずにはおれない…
2012.1.16
最近の売れる本には、明快な答えが書かれていると言われる。万人に通用するような答えは、そんなになさそうに思われるが、多くの人が自分の問題を解決してくれるノウハウを求めているようだ。このような処方箋ばかり求めることによって、自分が知ら…
2011.12.26
昨今の出版界は大きく様変わり。雑誌の売行きが落ちる中、付録つきの雑誌が大盛況である。ベストセラーを仕掛けるにも、いまや売る努力が欠かせないという。かつての「売れなくてもいい本」は、もはや存在できない時代になったのだろうか。
2011.12.19
情報公開が進展により、より安心できる社会が築かれつつある。その一方で「専門家の言うことなら」と受け入れられていたことも、自ら検証してみる必要性が生まれた。かつて日本には素朴に信頼し合える関係があり、それによって余計なストレスから解…
2011.12.12
大胆な政策を掲げて選挙で圧勝した橋下徹・大阪市長。行政のムダを排することはもちろん大切だか、行政でこそ実行できることもある。橋下氏は、あたかも成果が数値化できないものには価値がないような主張をするが、そこに大切なものを見失っていな…
2011.12.5
ブログ、ツイッター、ファイスブックなど自分のことを発信するメディアが急増した。そこでは人は自分の私生活を公開し、多くのこだわりが披露されている。はたしてこれが、「自分のこだわり」の比較や競争になっていないか。そこで思わるストレスを…
2011.11.28
働く目的は、一義的には生きていくためだが、それが生きがいを感じたり、自己実現を目指したりするものになれば、より楽しくなるだろう。しかし、仕事を楽しまなくてはいけない、という固定観念は疑ってみてもいいのではないか。仕事を楽しむのが強…
2011.11.21
教養を高めるために、1年間で100冊の本を読む。こんな目標を立てたことから、本を読むのが目的になってしまうことはないだろうか。その結果、目標を達成されても、思っていたような結果が得られないことがある。えてして、人は目標に捉われてしまう…
2011.11.14
自分の計画通りにいかないと、「うまくいっていない」と思いがち。ただ、そもそも人は自分の人生をどこまでコントロールできるだろうか。計画通りに行かなくても結果的によいこともあれば、計画通り進んでもよからぬ状況になることもある。計画を完…
2011.11.7
計画していたことがうまくいかなかったとき、ストレスを感じるものである。しかし、そもそも人がコントロールできることはさほど多くないものである。計画したことが達成されないことに動揺する必要はない。逆に計画していることが確実に達成される…
2011.10.31
世の中にはどちらにも分けられないことが多いが、何事も白黒つけようとしてしまう傾向が強い。しかし、いい面もあれば悪い面もあるのが世の中。完璧にいい人はいないし、100%悪い人もいない。人生も最高でも最低でもないなかで人は漂っているので…
2011.10.24
人は選択肢が2つしかない場合、どちらが世の中で優勢かを無意識に考えて選んでしまう。これはあたかも自分の意志で決めているようにみえて、実は周囲の意見に大いに影響されているのだ。問題を二者択一にするとわかりやすいが、その弊害はあまりに…
2011.10.17
態度をはっきりさせることはいいことだが、すべての物事に白黒つけようという発想は危険が伴う。「どちらかと言えば好き」「おおむね賛成」といった意見が抹殺されてしまうからだ。二者択一はわかりやすさ、歯切れ良さがあるが、2つの意見に集約さ…
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