
石黒謙吾
第19回
ダジャレ軍における特殊部隊としての「ビジュアル系ダジャレ」について、前回概略を解説しまして、そこからさらなる亜流の部隊投入!「形状オンリーもの」「間違いツッコミ待ちモノ」「なぞなぞとダジャレ」の精鋭3小隊について語っていきたいと思います。

第18回
「3段階遠回りダジャレ」をはじめ、「格言とダジャレ」「意味的ダジャレ」など、間接ダジャレについて述べてきました。今回は「ビジュアル系ダジャレ」というくくりから2分類で「身振りダジャレ」&「絵モノダジャレ」について論を進めていきましょう。

第17回
遠回りダジャレは文章向きと前回書きましたが、ことわざ、格言ともかなり相性がいい。理由は2つ。格言の固さとのアップと、後ろに向かうにしたがって強く言い切るからです。

第16回
みなさま、ダジャレは「しゃべるもの」と決めつけてはいませんか?しかし、僕が定義する広義のダジャレは、世界各地で昔からたしなまれていた知的遊戯であり、決してトーク中に笑うためだけのものではありません。

第15回
周囲に爆笑が生まれたときはもちろん、クスッとしたときでもばっちり、声には出さずとも軽く微笑んで無言なんて場合ですら十分堂々たるプラス方向。ここはポジティブシンキングで遠慮なく、あなたのノリをかぶせていきましょう。

第14回
「ダジャレそのものが通じてないときにさりげなくわからせるため」のフォローについて前回で書きましたが、これはいわば「守り」。対して今回は「攻め」のフォローである、「通じていてさらに会話が楽しくorスムーズに進むように」を掘り下げてみます。

第13回
ダジャレを「作る」ではなく「使う」に関して携えておきたい三種の神器は、「前もって話の流れを作る」「発するタイミング」「発してからの後処理」という3つのポイント。せっかく珠玉の作品を思いついたら、スマートに使いこなしたい。

第12回
「用言」としてセンテンスの中に滑り込ませるダジャレ、体言・用言問題について前回述べましたが、今回はその流れから派生するテーマとして、「作る」と「使う」について考えていきます。

第11回
知的で粋な言葉遊びであるダジャレが、オヤジギャグなどと迫害されてしまう時は、ダジャレを単語単体で押し出してしまっているいて、押し付けがましい場合です。ナチュラルなダジャレと押し付けがましいダジャレの分かれ目はどこにあるのでしょうか。

第10回
ドタバタしたイメージの「ギャグ」に対して、知的な雰囲気漂うのが「ウィット」。我々ダージャリストが標榜するダジャレは、ウィットに富んだものを目指しているのです。

第9回
ここまでダジャレを作る側の理論ばかり8回にわたり述べてきましたが、ダジャレを聴く専門に回ってニッポンのダジャレの発展をバックアップしよう」という人も多いことでしょう。今回はリアクション側の話しをご披露します。

第8回
今回のテーマは助詞、助動詞問題についてです。連載開始当初から何度か書いている石黒式ダジャレの定義のひとつに、「助詞・助動詞を含む物はダジャレに含めない」というものがあります。

第7回
「A面とB面」という概念を、ダジャレの用法で考えてみたいと思います。ここまでの連載ではアカデミックに!? ダジャレの「構造」に言及することが多かったのですが、今回は使い手のある方向、「用法」について述べます。

第6回
前回、56個出そうと思っていたら、伝えたいことが満載で書いているとつい長くなり、16個しか解説できずにまだ40個残っています。今回はぐっと圧縮してひらめき回路へのヒントを解説していきます。では残り、飛ばしていってみましょうか。

第5回
前回は、母音交換・子音交換についてあれこれ解説させて頂きました。さて今回も引き続き母音子音絡みをグイングインと攻めていきます。

第4回
ダジャレスキル以前に、ダジャレというクリエイションの根幹を成す思考「見立て」について、どうしてもしっかり述べておきたく、2回にわたり書いたところで、いよいよ本格的に使い方の基礎講座に入りましょう。

第3回
前回は絵画や音楽など芸術における「見立て」について述べ、その発想がダジャレと通じていることを解説しました。今回は引き続き「見立て」関連についてですが、より日常的な事例で検証していきたいと思います。

第2回
ダジャレとは地アタマがいい人同士がたしなみ合うクリエイティブな遊びである。キーワードは「見立て」だ。この見立ては実は、日本にも世界にも昔からある発想なのだ。

第1回
「ダジャレ」と聞いて何を思うだろうか。「あー、オヤジが良く言うやつね」。違う!「コミュニケーション力向上のために使うのがオトナですよね」。違う!違う!ダジャレこそ、知的で高度な一種の作品なのである!40年間ダジャレを研究してきたダージャリスト・石黒謙吾が、ダジャレ界という知的ワールドをご案内する。

第15回
全自動洗濯機、全自動掃除機、私たちは便利でラクな製品を追い求め、それを生活に取り入れることで今の生活を手に入れた。しかし、それを求めすぎると、本来得られるはずの達成感や成長を失うこともある。
