CAR and DRIVER
日産自動車は5月16日、運転支援システム、プロパイロット2.0を発表した。ナビゲーションシステムで目的地を設定し、ドライバーがつねに前方に注意して直ちにステアリングを確実に操作できる状態にある条件で、高速道路の同一車線内でハンズオフが可能になるシステムだ。

11年ぶりにモデルチェンジしたデリカD:5は大胆マスクに、全車2.3リットルディーゼルを搭載した4WD仕様だ。最新の3列シート・ミニバンはタフな走行性を誇る。

話題のトヨタ・スープラとの共同開発車、BMWの2シーター・オープンスポーツ新型Z4がデビューした。主要メカニズムはスープラと共通。日本仕様は3リットル・直6ターボ(340ps)を積むM40iと、2リットル直4ターボ(197ps)の20iシリーズ。駆動方式はFR。10秒で開閉する軽量設計のソフトトップは低重心化を追求し、走りの安定性に貢献する。

大気汚染は世界中の都市にとって重要な問題だが、とくに歴史的建造物を多く抱えるヨーロッパの都市は、酸性雨で建物が黒ずむなど、深刻な問題を抱えている。この問題に対し、多くの都市が曜日ごとのクルマの市街地乗り入れ禁止などさまざまな策をとってきたが、ロンドンは世界初の「24時間毎日、市内中心部への乗り入れ車両に超低公害車限定の規制を行う」という大胆な条例を発表した。

2018年春、ニューヨーク・ショーでワールドデビュー。米国でベストセラー・トヨタ車として高い人気を誇るミドルクラスのSUV、トヨタRAV4がついに凱旋デビューした。日本仕様は2.5リットルハイブリッド(システム出力222ps)と、2リットルガソリン(171ps)の2シリーズ。駆動方式は4WDとFF。イメージリーダーに、ワイルドな造形とトルクベクタリング機構を備えた“アドベンチャー”が設定された。

トヨタは4月25日、豊田市と岡崎市にまたがる山間部に建設を進めてきた新たな研究開発施設、Toyota Technical Center Shimoyama(トヨタ・テクニカル・センター・シモヤマ)の一部運用を開始した。研究施設はかつて愛知県下山村と額田町だった場所にあり、総面積は650.8ha。敷地内の59%は残置森林などとし、自然との調和に配慮して作られている。

リーフに大容量62kW・hバッテリーを搭載したe+がデビュー。e+は従来比約40%アップして航続距離は458km。218psモーターでたくましい走りを追求した。

トヨタ、デンソー、ソフトバンクの3社は4月16日、「米・ウーバー・テクノロジーズの自動運転技術開発会社、アドバンスト・テクノロジーズ・グループ(ATG)に10億ドル(約1100億円)を出資する」と発表した。

トヨタがBEV(バッテリー充電式の電気自動車)を10モデル以上投入――。4月に中国で開催されたオート上海(上海モーターショー)で、トヨタはC―HRとIZOA(イゾア)のBEVを発表した。IZOAは日本未発売だが、実はC‐HRと同一車だ(販売は別チャンネル)。そしてトヨタは、「2020年代の前半にグローバル市場で10モデル以上のBEVを投入する予定である」とも明らかにした。

ステルヴィオは、アルファロメオならではのブランド性やスポーティなデザインが魅力だ。これに加えてSUVとしては異例の、スポーツカー顔負けのハンドリングパフォーマンスがある。ステアリングを握ると、メーカーの走りに対する強い意思が即座に理解できる。操縦フィールはシャープでリニア。ドライバーによっては過激と感じるほどのレベルにある。高次元の運動性能は、多くのライバルとは明らかに異なる。ステルヴィオには、クルマの魅力を知り尽くしたイタリアブランドらしい、ホットな血が流れている。

個性派K-CARがデビューした。新型2ndモデルは、エンジンジンやミッション、プラットホームをすべて刷新。先進の安全・運転支援システムが装備された主力モデルは、高効率マイルドハイブリッド仕様を用意。SUVイメージのeKクロスをはじめ多彩なバリエーションが設定された。

マツダは5月、2025年3月期を最終年度とする中期経営方針を明らかにした。フルモデルチェンジしたマツダ3は同社が第7世代と呼ぶ商品であり、これを機に国内向けモデルの名称はアクセラからマツダ3に変更された。以降、第7世代商品となるアテンザとデミオにも世界統一車名が採用される。

ウルスという名の語源を知れば、この新型スーパーSUVに期待される役割がわかる。英語でいえば、オーロックス。家畜牛の先祖にあたる野生牛の呼称で、もちろん、その血統には歴代ランボルギーニが名前を拝借してきた闘牛たちも連なっている。

クルマの自動運転時代はすぐそこまで来ている、といわれる。だが、「自動運転実験車が事故を起こした」というニュースが流れるたびに、“まだ完全自動運転化は時期尚早”という雰囲気になる。TUオートモーティブという自動車関連のリサーチ会社によると、米国でも国民の70%がまだ自動運転に懐疑的だという。

M2は、ドライビングファンなFRクーペとして、スポーツ派ドライバーの垂涎のマトだ。ボク自身は、“憧れのM3の現代バージョン”と感じている。M2のボディサイズは全長×全幅×全高4475×1855×1410mm。ボクが若いころにほしかったE46型M3(2001年デビュー/同4490×1780×1370mm)とほとんど同じで、しかも珠玉のストレート6エンジンを搭載しているからだ。いまでは希少な3ペダルの6速MTが選べる点もうれしい。

中国でジャガー・ランドローバー(以下JLR)が陸風汽車(英語名ランドウィンド)を相手どり訴えを起こしていた“コピー車裁判”は、意外な判決が下った。中国北京市の裁判所は、「陸風汽車製のSUV、X7がレンジローバー・イヴォークによく似ていて消費者を混乱させる」というJLRの主張を全面的に認め、陸風汽車に対し“X7の製造販売即時停止とJLRへの賠償金支払い”を命じたのだ。

プジョー308は、2014年に日本販売がスタート。以来、積極的な改良で商品力のアップを続けている。最新の話題は新開発1.5リットルディーゼルの発売だ。18年12月に、従来1.6リットルだったエントリーグレード用ディーゼルを、1.5リットルに刷新した。同時にトランスミッションを6速ATから8速ATに変更。クルーズコントロールは前走車に追従するアクティブタイプになった。

ジープ・レネゲードがマイナーチェンジした。新型のエンジンは1.4リットルターボから新開発1.3リットルターボにになり、従来比11ps/4kg・mパワフルな151ps/27.5kg・mをマークする。ラインアップはFFのロンジチュードとリミテッド、4WDのトレイルホークの3グレード。試乗車は先行発売のリミテッドである。

トヨタは4月3日、「プリウスなどハイブリッド車(HEV)に関する特許を無償で提供する」と発表、同日付で特許公開に踏みきった。その対象特許件数は約2万3740件に及び、パナソニックと協業する電動車用2次電池(バッテリー)を除く、前代未聞の大型特許開放である。記者会見でトヨタは「多くの自動車メーカーと協調し、システムサプライヤーとして電動車の普及に貢献、環境問題に対応していく」とコメントした。

エネルギー系シンクタンクのドイツのアゴラ・ヴェンデとイギリスのサンドバッグは1月、EU(欧州連合)における発電方法別電力シェアを発表した。それによると、2018年は風力、太陽光、バイオマスといった再生可能エネルギーで発電された電力が全体の32.3%となり、17年に比べて2%上昇した。
