CAR and DRIVER
BMW7シリーズがキドニーグリルを大幅に拡大して、マイナーチェンジした。フラッグシップとしての存在感を発揮すると同時に、走りは一段と洗練度が増した。

世の中はデジタルの時代。ならば、クルマのライセンスプレートだってこれからはデジタルで、という新しいアイデアを提供する企業が登場した。米国のリバイバー社だ。同社はIoT(インターネット・オブ・シング=モノをネットでつないでコネクテッド機器にする、という考え方)にクルマを組み込むため、ライセンスプレートに目をつけた。そして世界初のデジタルライセンスプレート、Rプレートを開発、昨年からカリフォルニアで実際に導入を開始した。

愛らしいスタイリングのクロスオーバー、500Xの最新型はフルLEDヘッドライトと、151ps/270Nmの新エンジンを採用。試乗車は上級のクロス仕様だ。

日本は電柱大国である。日本の首都である東京で、23区内の電線類地中化率は8%。率としてはこれが最高で、日本全体では2%以下だ。パリ、ロンドン、フランクフルトなど欧州の大都市は軒並み完全地中化されており、米国でもニューヨークやロサンゼルスは80%以上の地中化率だ。日本でも無電柱化の推進に関する法律が3年前に制定され、11月10日を無電柱化の日に定めた。電柱地中化は国策となったが、なかなか進んでいない。

このモデルからマツダの挑戦が始まる「マツダ3」がデビューした。ボディタイプはファストバックとセダン。エンジンは4種。新しいスカイアクティブXは10月発売予定。

トヨタとSUBARU(スバル)は6月、「中・大型乗用車用のBEV(バッテリー電気自動車)プラットホーム、およびCセグメントのSUVモデルBEVを共同開発することで合意した」と発表した。これまでスバルは独自でBEV開発を進めてきたが、今後はトヨタとの共同開発プロジェクトに一本化する。

新型8シリーズがデビューした。目指したのは優雅さ、先進性、そしてスピード。パワーユニットは4.4リットル・V8ツインターボ(530ps)、駆動方式は4WD、タイヤはファットな20インチ。0→100km/h加速は3.7秒でクリアする。とびきり美しく速い、BMW最上の2+2スーパークーペである。

日産自動車は5月16日、運転支援システム、プロパイロット2.0を発表した。ナビゲーションシステムで目的地を設定し、ドライバーがつねに前方に注意して直ちにステアリングを確実に操作できる状態にある条件で、高速道路の同一車線内でハンズオフが可能になるシステムだ。

11年ぶりにモデルチェンジしたデリカD:5は大胆マスクに、全車2.3リットルディーゼルを搭載した4WD仕様だ。最新の3列シート・ミニバンはタフな走行性を誇る。

話題のトヨタ・スープラとの共同開発車、BMWの2シーター・オープンスポーツ新型Z4がデビューした。主要メカニズムはスープラと共通。日本仕様は3リットル・直6ターボ(340ps)を積むM40iと、2リットル直4ターボ(197ps)の20iシリーズ。駆動方式はFR。10秒で開閉する軽量設計のソフトトップは低重心化を追求し、走りの安定性に貢献する。

大気汚染は世界中の都市にとって重要な問題だが、とくに歴史的建造物を多く抱えるヨーロッパの都市は、酸性雨で建物が黒ずむなど、深刻な問題を抱えている。この問題に対し、多くの都市が曜日ごとのクルマの市街地乗り入れ禁止などさまざまな策をとってきたが、ロンドンは世界初の「24時間毎日、市内中心部への乗り入れ車両に超低公害車限定の規制を行う」という大胆な条例を発表した。

2018年春、ニューヨーク・ショーでワールドデビュー。米国でベストセラー・トヨタ車として高い人気を誇るミドルクラスのSUV、トヨタRAV4がついに凱旋デビューした。日本仕様は2.5リットルハイブリッド(システム出力222ps)と、2リットルガソリン(171ps)の2シリーズ。駆動方式は4WDとFF。イメージリーダーに、ワイルドな造形とトルクベクタリング機構を備えた“アドベンチャー”が設定された。

トヨタは4月25日、豊田市と岡崎市にまたがる山間部に建設を進めてきた新たな研究開発施設、Toyota Technical Center Shimoyama(トヨタ・テクニカル・センター・シモヤマ)の一部運用を開始した。研究施設はかつて愛知県下山村と額田町だった場所にあり、総面積は650.8ha。敷地内の59%は残置森林などとし、自然との調和に配慮して作られている。

リーフに大容量62kW・hバッテリーを搭載したe+がデビュー。e+は従来比約40%アップして航続距離は458km。218psモーターでたくましい走りを追求した。

トヨタ、デンソー、ソフトバンクの3社は4月16日、「米・ウーバー・テクノロジーズの自動運転技術開発会社、アドバンスト・テクノロジーズ・グループ(ATG)に10億ドル(約1100億円)を出資する」と発表した。

トヨタがBEV(バッテリー充電式の電気自動車)を10モデル以上投入――。4月に中国で開催されたオート上海(上海モーターショー)で、トヨタはC―HRとIZOA(イゾア)のBEVを発表した。IZOAは日本未発売だが、実はC‐HRと同一車だ(販売は別チャンネル)。そしてトヨタは、「2020年代の前半にグローバル市場で10モデル以上のBEVを投入する予定である」とも明らかにした。

ステルヴィオは、アルファロメオならではのブランド性やスポーティなデザインが魅力だ。これに加えてSUVとしては異例の、スポーツカー顔負けのハンドリングパフォーマンスがある。ステアリングを握ると、メーカーの走りに対する強い意思が即座に理解できる。操縦フィールはシャープでリニア。ドライバーによっては過激と感じるほどのレベルにある。高次元の運動性能は、多くのライバルとは明らかに異なる。ステルヴィオには、クルマの魅力を知り尽くしたイタリアブランドらしい、ホットな血が流れている。

個性派K-CARがデビューした。新型2ndモデルは、エンジンジンやミッション、プラットホームをすべて刷新。先進の安全・運転支援システムが装備された主力モデルは、高効率マイルドハイブリッド仕様を用意。SUVイメージのeKクロスをはじめ多彩なバリエーションが設定された。

マツダは5月、2025年3月期を最終年度とする中期経営方針を明らかにした。フルモデルチェンジしたマツダ3は同社が第7世代と呼ぶ商品であり、これを機に国内向けモデルの名称はアクセラからマツダ3に変更された。以降、第7世代商品となるアテンザとデミオにも世界統一車名が採用される。

ウルスという名の語源を知れば、この新型スーパーSUVに期待される役割がわかる。英語でいえば、オーロックス。家畜牛の先祖にあたる野生牛の呼称で、もちろん、その血統には歴代ランボルギーニが名前を拝借してきた闘牛たちも連なっている。
