あなたの老後資金作りを応援する特集「じぶん年金づくり実践編」(全9回)。現役世代は株中心の投資でも問題はないと言われています。しかし、年齢を上げるにつれて株式の比率を落とし、50代以降は債券の比率を上げるのがセオリーとなります。現役~50代以降の年代別の最適比率を指南します。(「週刊ダイヤモンド」2019年6月29日号を基に再編集)

iDeCoと二つのNISA
各制度で扱っている商品を解説

 自分で適切な商品を選べるように、各資産の特徴とポートフォリオの基本的な考え方を理解しよう。

 その前に「iDeCo」と「つみたてNISA」「NISA」の各制度で、どんな商品を扱っているのかを確認しておきたい。

 「iDeCo」は三つの中で唯一、リスク商品である投資信託と、元本確保型の定期預金や保険商品の両方を扱っている。「『iDeCo』の中だけで、投資信託と安全性資産の両方を持てるのがポイントです。100%投資するのか、50%ずつなのか、100%定期預金で持つのか。自分でイメージしやすいし、コントロールもしやすい」(山崎俊輔氏)。

 取扱商品は金融機関ごとに異なり、2023年までに上限数として定められた35本以下になる予定だ。

 「つみたてNISA」は、低コスト、毎月分配型ではないなど金融庁が定める条件をクリアした、長期分散投資に適した投資信託のみを取り扱う(ETF〈上場投資信託〉も3本のみ取り扱い)。国内の投資信託は数千本もあるが、「つみたてNISA」で扱うのは全160本(5月7日時点)とかなり絞り込まれている。一方、一般の「NISA」は、投資信託、個別株、ETF、リート(不動産投資信託)と幅広い商品を購入できる。証券会社によっては、海外の個別株や海外ETFも購入可能だ。