企業にとって人材のニーズは極めて強い。経営陣からは人材づくりの大切さを説く発言は繰り返し聞かれる。にもかかわらず、従業員のスキルアップを目指して活動するときには、その目的に矛盾するようなことがいくつもある。
筆者はそれを「壁」と呼んでいる。
入社してからも個人が必要に応じて教育機関で学び、就労と教育を繰り返す「リカレント教育」についても「壁」がある。
組織の行動が変わらないのは
「習慣の束」が壁になっているから
「壁」を作っていることは、組織内の人々が意識的に行っていることではない。意識して邪魔をしているということでもない。
もっと無意識に習慣的な反応として拒絶しているのだ。