その後の人生の最大の資産となる「学習習慣」

 VAMOSで学んでいる子どもたちは、中学受験が終われば、まずは羽を伸ばします。男の子なら、だいたいがひたすらゲームに没頭します。

 あるいは野球やサッカーなど、勉強のために我慢していた分、思いっきり楽しもうとします。

 一方で、勉強も手放すことはありません。今まで5時間勉強に費やしていたなら、3時間は好きな遊びにあてて、受験が終わっても2時間は勉強を続けます。

 つまり、彼らの中で、勉強することが当たり前の習慣になっていることがわかります。

 幼い子どもに中学受験をさせることに対しては、みなさんの中でも賛否が分かれると思います。

 しかし、その後の学生生活や社会に出たあとの、勉強する習慣の大切さについて否定する方はいないでしょう。

 こうして身につけた学習習慣は一生ものです。勉強するのは自然なことだと思えたら、大学受験も、就職してからの資格試験も、取り立てて大変なことではなくなります。

 また、反復学習で基礎を身につける大切さが腹に落ちているので、スポーツの地味な練習も、働き始めたあとの度重なる忍耐もいとわなくなります。

 ビジネスパーソンには、学ぶことの大切さを実感している人が多いのではないでしょうか。

 目の前の楽しみに流されず、毎日コツコツと学べる習慣こそ、頭の良し悪しを超えた、本物の実力となります。それは、決して一朝一夕では身につきません。

 学習習慣はその後の人生における最大の資産となり、社会をたくましく生き抜くための必須スキルとなるでしょう。それは、目先の受験テクニックだけに頼る非力な受験エリートとはまったく違うところです。