開成・麻布・灘・筑波大駒場・渋谷幕張…。東京・吉祥寺の進学塾VAMOSは、「入塾テストなし・先着順」で生徒を選抜しないのに有名難関校に続々合格させると話題の塾だ。男女別カリキュラムを取り入れたロジカルで科学的な学習法は、保護者から圧倒的な支持を集めている。本連載では、VAMOSの学習メソッドが凝縮されたシリーズ累計3万部突破の『男の子の学力の伸ばし方』(ダイヤモンド社)から、子どもの計画・理解・反復・習慣のプロセスを体系化した「男の子の特性」に基づく学習法をお伝えしていく。

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男の子の脳はアンバランス

 右脳は空間能力を、左脳は言語能力を司っています。

 女の子は、この2つがバランス良く成長していくのに対し、男の子は先に右脳ばかりが発達し、左脳の成長が遅れます。

 右脳の発達にはテストステロンというホルモンが関わっており、男の子にはこのホルモンが多いため、左脳の発達が遅れるのだと考えられます。

 そのため、算数やパズルのような遊びは大好きなのに、国語は極端にダメな男の子が多いのです。

 だから、中学受験では、男の子は国語が苦手で当たり前であり、好きな算数や理科をどんどん伸ばしていくことが大切です。

 小学生の男の子に嫌いなことを無理にやらせようとするのは得策ではありません。

 ただし、今はどこの中学も入試問題の文章が非常に長くなる傾向にあり、それを読み解ける能力は必要です。

 西欧では、いじめなどと関係なく、授業についていけないことが理由で学校を辞めていく子どもの9割近くが男の子だと言われています。

 男の子は極端に走るのです。それだけ、女の子と比べて脳のバランスも取れていないということなのでしょう。

 また、右脳と左脳をつなぐ脳梁が女の子より細いので、その連絡が上手くいかないのも男の子の脳の特徴です。

 そのため、いろいろなことが同時にできる女の子に対し、男の子は1つのことにしか集中できません。

 男の子に一度に多くのことを望むのは、やめておいたほうがいいのです。