食事以外でも改善できることはあります。余裕があるときにはエレベーターをやめて階段を使ってみましょう。ジョギングなどの本格的な運動ができなくても、ちょっとしたすきま時間でできる運動もあります。
サラリーマンの方は、20歳のころのウエストサイズを思い出してみてください。それがその人の理想のウエストサイズです。腹回りが太いと内臓脂肪がたくさんついている証拠ですので、ぜひ改善の指標にしてみてください。
最近は健康診断を受ければ動脈硬化かどうかが分かる?
血管は詰まる前に予防することが重要です。もしも健康診断の結果でコレステロール値に不安を感じたら、オプション検査を追加してみるのもおすすめです。
動脈硬化に関する検査に、「ABI/PWV検査」というものがあります。ABI検査では、足首と上腕それぞれの血圧を測ります。足首の血圧が上腕より低いと、閉塞性動脈硬化症の可能性が出てきます。PWV検査では血管の硬さを測定します。血管が硬いほど血管年齢は高くなり、数値が高いほど動脈硬化が疑われます。
これらの検査は健康診断の際にオプションで選ぶ以外にも、循環器内科や血管外科、心臓血管外科でも受けられます。
自覚症状のない動脈硬化。予防は今からでも遅くはありません。健康診断を受けるとともに、食事量に気をつけて、血管の健康を保ちましょう。
(本記事はOpenDoctors[オープンドクターズ]からの提供記事です)