新しいマネジメントの教科書#9Photo:RLT_Images/gettyimages

コロナ禍による働き方の変化とテクノロジーの進化は、仕事の現場における「チーム」の在り方を大きく変えている。特集『新しいマネジメントの教科書』(全18回)の#9では、メンバーが物理的に離れていたり、プロジェクトごとに集合と解散を繰り返したりと、チームの流動性が増す中で必須になってきた「チーミング」の取り組みを徹底解剖する。併せて、125人が所属するフルリモートのデザインチーム「Goodpatch Anywhere」を率いる齋藤恵太氏に、リモートワークにおけるチームづくりの工夫を聞いた。(ダイヤモンド編集部編集委員 長谷川幸光)

リモートワークにおける
仕事の「チーム」の在り方とは?

「テクノロジーの進歩が速過ぎて、使いこなしている若手の議論についていけない」「部署をまたがるビジネスにうまく対応できない」「新サービスを立ち上げるにも、デジタルマーケティング、バックエンドのシステム、法制度……、求められる知識が多過ぎる!」

 テクノロジーの進化や業務の複雑化が進む中、当然ながらプロジェクト責任者や課長、マネージャーといったリーダーだけで全ての意思決定をしたり、プロジェクトを完遂できたりするほど、リーダーは知識や経験を持っていない。

 そのため、各分野に詳しい人を集めてプロジェクトごとにチームをつくったり、必要なスキルを持つ人をその都度メンバーに加えたりしてプロジェクトを進めるケースが増えてきている。今まさに、仕事現場における「チーム」の在り方が大きく変わってきているのである。

 部や課といった固定化しているメンバーで構成される従来型の職場でも、コロナ禍によってリモートワークや交代制が定着し、メンバーが物理的に離れた状態で業務を行うことも今や珍しくはない。

 このように、メンバーが物理的に離れたりプロジェクトごとにメンバーが入れ替わったりする「流動的なチーム」が増えており、その際、重要となる考え方がある。それが「チーミング(TEAMING)」だ。

次ページからは「チーミング」について、そしてチームリーダーが行うべき8つの行動を紹介します。また、125人の完全リモート集団を率いるグッドパッチの齋藤恵太氏に、リモートワークにおけるチームづくりの工夫をお聞きしました。