肉と魚の経済学予告Photo:PIXTA

毎日の食卓に欠かせない肉と魚。実はその生産・流通・消費にさまざまな異変が起きている。コロナ禍による消費と流通の異変、資源枯渇という異変、地政学的影響を受けた食料の奪い合いという異変――。私たちは今後もおいしい肉と魚を食べ続けることができるのか。特集『外食、農家、漁師、商社・卸が困窮!肉と魚の経済学』では、10月26日(月)から11月1日(日)までの全13回にわたり、肉好き・魚好きなら必読の肉と魚の森羅万象をお届けする。加えて、ステイホームで肉をおいしく料理できるダイヤモンド・オンライン初のクッキング動画も公開する。(ダイヤモンド編集部 鈴木洋子、動画撮影・編集 岸畑伸悟、久保田剛史)

#1 10月26日(月)配信
A5ランク高級肉の生産農家がコロナで窮地、和牛サプライチェーン絶体絶命

肉と魚の経済学#1Photo:PIXTA

 コロナ禍がA5クラスの高級肉の消費・流通に多大な影響を与えている。高級料理店や旅館・ホテルが続々と営業休止を余儀なくされる中、高級和牛を納入してきた国内の畜産農家が窮地に陥っているからだ。国内の「牛肉サプライチェーン」を揺るがす、今そこにある危機に迫る。

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#2 10月26日(月)配信
【動画】絶対美味しい!ステーキの焼き方、『大人の肉ドリル』の著者が伝授

肉と魚の経済学#2Photo by Takeshi Kubota

 在宅勤務になって自宅で食事をする機会が増えた皆さんは、おいしい肉の焼き方をご存じだろうか。『大人の肉ドリル』の著者で“フードアクティビスト”の松浦達也氏に、初心者でも簡単においしくできる「ステーキの焼き方」を伝授してもらった。

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#3 10月27日(火)配信
「A5肉が一番うまい」は本当か、肉の値付け・流通・消費に3つの謎

肉と魚の経済学#3Photo:PIXTA

 高級肉の代名詞としてよく聞く「A5和牛」だが、いったいどういう意味なのか?牛肉は畜産農家からどんなルートで食卓に来るのか?脂身の多い肉を食べているのは誰?知っていそうで知らない肉の三つのなぜを徹底解説する。

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#4 10月27日(火)配信
203X年に食卓から肉が消える?国連が「食肉供給危機」を警告する理由

肉と魚の経済学#4Photo:Bloomberg/gettyimages

 近い将来、日本人が当たり前のように食べている肉が、食卓から消えてなくなるかもしれないーー。こんなうそのような未来が訪れかねないデータが続々と報告されている。売り手である中国の「買い手」化、勢力を増す天変地異と家畜の感染症……。迫り来る世界の食肉供給危機というシナリオをひもとく。

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#5 10月28日(水)配信
熟成肉店・格之進の「肉おじさん」、コロナ後の牛肉産業の未来を喝破

肉と魚の経済学#5Photo by Yoko Suzuki

「格之進」ブランドで飲食・食肉事業を展開する門崎代表取締役の千葉祐士氏。消費者に肉の知識を伝える「肉学校」を運営する牛肉業界のご意見番でもある。コロナ禍で大打撃を受けた牛肉産業が今後どう変わっていくのか、千葉氏が予言する。

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#6 10月28日(水)配信
世界の漁獲量が過去最高を記録する一方、日本は20年で4割減の深刻理由

肉と魚の経済学#6Photo:PIXTA

 世界で取れる魚の量は年々増え続け、2019年も最高記録を更新した。ところが、世界でも有数の漁場を持つ日本の漁獲量はこの20年で40%、ピーク時からは75%も減少しているのだ。漁業が独り負け状態に陥ったのは、根深く残る日本の漁業の構造問題だ。数十年ぶりに改正された漁業法で改革できるのか。

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#7 10月29日(木)配信
サラダチキンとサバ缶、特売品を大ヒットに導いたマーケティングの真髄

肉と魚の経済学#7

 長らく“売れない”が定着していた商品が、今や大ヒット商品に変貌を遂げた。それが、鶏胸肉の「アマタケ サラダチキン」と、特売商品であるサバ缶の高付加価値化に成功した「サヴァ缶」だ。この二つの商品はなぜ変貌を遂げたのか、そのシンデレラストーリーを堪能していただこう。

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#8 10月29日(木)配信
【動画】鶏胸肉を超しっとりにするゆで方、『大人の肉ドリル』の著者が伝授

肉と魚の経済学#8Photo by Takeshi Kubota

“フードアクティビスト”の松浦達也氏が、在宅勤務が多い読者向けに、初心者でも簡単に絶対おいしくできる肉料理を伝授するクッキング動画第2弾。今回は難易度が高い素材である「鶏胸肉」を超しっとりに仕上げる「よだれ鶏」の作り方を紹介する。

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#9 10月30日(金)配信
「漁獲量を10年前に戻す」水産庁初の数字でコミット、事務方トップが宣言

肉と魚の経済学#9Photo:Jun.Takai/Photocompany

 #6で見てきたように危機的状況にある日本の水産事情。今年12月に施行される数十年ぶりに改正された漁業法は、どの程度効果を発揮するのか。水産庁の事務方トップである神谷崇次長に、日本の水産資源の減少とどう対峙し、回復させていくのかについて聞いた。

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#10 10月30日(金)配信
サンマの価格は「地政学」で動いていた!対中韓戦略で理想の同盟国は?

肉と魚の経済学#10Photo:PIXTA

 近年、漁獲量の激減で高値が付くことが話題になる秋の風物詩、サンマ。実はサンマの価格高騰の裏には不漁のみならず、「サンマ地政学」とでも呼ぶべき国家間の争いが潜んでいる。複雑に絡み合ったサンマ地政学をひもといてみよう。

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#11 10月31日(土)配信
ブーム爆発寸前「代替肉」に三井物産出資の「陸上養殖」、フードテック最前線

肉と魚の経済学#11

 肉や魚が確保できなくなったらどうなる……。そんな将来に対する不安をテックの力で解決しようという動きが続々と起きている。日本でもブーム発火前夜となった「植物由来代替肉」と、場所を問わずどこでも養殖が可能な「閉鎖型陸上養殖」。その最前線を追う。

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#12 11月1日(日)配信
豊洲開場2年、世界最大の水産物中央卸売市場の揺らぐ「存在意義」

肉と魚の経済学#12Photo:PIXTA

 政治に翻弄されつつも、2018年に東京の築地から豊洲に移転した豊洲市場が開場してから丸2年が経過。いまだ取引高の減少という問題に悩み、水産物物流チェーンの非効率性という課題も抱えている。形骸化が叫ばれる中央卸売市場の存在意義は、果たしてどこにあるのか。

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#13 11月1日(日)配信
朝獲れ鮮魚の爆速空輸で急成長の羽田市場、「水産物流の鍵」を社長が語る

肉と魚の経済学#13Photo by Yoko Suzuki

 漁業者が朝に取った魚を空輸して、その日のうちに客先に届けるビジネスモデルで急成長を遂げた羽田市場。水産物流通に精通した野本良平社長に、現在の日本の水産物流通の課題と解決策を聞いた。

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