過去最悪の赤字ラッシュとなった航空・鉄道各社。コロナ禍の非常事態を乗り越えても、旅客ビジネスはもう元には戻らない。では各社はどう動けばいいのか。すでに崩壊の危機にある地方交通を守りたい自治体はどうすればいいのか。この世界で働く社員たちの内実とは?特集『航空・鉄道 最終シナリオ』は、1月4日(月)からの全18回連載で航空・鉄道の「最終シナリオ」を大胆に描く。
#1 1月4日(月)配信
ANA「40歳・年収1000万円」から転落でJALと立場逆転の内情【世代別年収比較】
日本航空(JAL)の社員は破綻した10年前に年収が激減した。コロナ禍の中で、今度はANAの社員の年収が萎む。両社の立場が逆転したのである。ANA、JALの世代別年収は?賞与は?年収と賞与から経営事情をあらわにした。
#2 1月4日(月)配信
ANA・JALパイロットとCAが赤裸々激白、「憧れのお仕事」大没落【出向先リスト付き】
「月収が10万円減った」「外部出向ポストはすぐ埋まってしまう」――。嘆息する現役CA(客室乗務員)たち。飛行機が飛ばなければ、「憧れのお仕事」は輝きを失う。コロナ禍はパイロットやCAをどん底に突き落とした。
#3 1月5日(火)配信
大韓航空、ユナイテッド、中国系…外資航空「人切り」in Japan【国内リストラ表付き】
世界の航空会社でリストラの大嵐が吹き荒れている。国際線を飛ばすために日本に拠点を置いて雇用してきた外資系各社は、日本でも人員削減の大リストラを断行。労使の間でガチンコバトルが繰り広げられている。
#4 1月5日(火)配信
JAL破綻で辞めたCAは今?航空業界「新旧の転職先&キャリア形成」事情
10年前の日本航空破綻時に大量に辞めた同社社員たちは今どこでどのように働いているのか。ANAが希望退職者を募集し、外資系航空各社が日本国内でリストラを行う中、退職者やその予備軍が気になるのが、次の転職先。転職先事情と次なるキャリア形成のすべを転職経験者たちが授ける。
#5 1月5日(火)配信
JR6社「出世ルート&待遇序列」を図解、キャリアとノンキャリの格差構造
国鉄出身者が経営上層部にずらりと名を連ねるJR各社は、今なお官僚組織的な色合いが残る。そんなJRの「キャリア組・ノンキャリ組」構造とは?JR東日本、JR東海の社長人事で判明した「ある特徴」とは?JR内の待遇ヒエラルキーとは?
#6 1月6日(水)配信
全国84空港「廃港危険度」ランキング、自治体のANA・JAL出向受け入れの裏側
全国の自治体が続々とANA、日本航空からの出向者受け入れを表明している。手を差し伸べる美談の裏には「下心」も見え隠れする。受け入れ自治体は旅客数が激減した空港所在地に多いのだ。全国の空港を対象に、緊急事態宣言が出た2020年4月以降の旅客数による「廃港危険度ランキング」から、経営が厳しい空港をあぶり出した。
#7 1月6日(水)配信
ANA・JAL国内路線「廃止危険度」ランキング!3位にANA「成田―仙台」、1位は?
ANA、日本航空それぞれの国内路線について、2020年4月以降の旅客数を編集部が独自集計。前年比で落ち込みの激しい路線をランキングした結果、ワースト10のうちANAが8路線を占めた。
#8 1月6日(水)配信
「ANA派世代・JAL派世代」が国交官僚の間で交互にできる因縁深い理由
航空行政を担う国土交通省の官僚は、ANA派が多い世代と日本航空(JAL)派が多い世代に分かれ、サンドイッチのように層を形成している。これはライバル関係にあるANAとJALのいずれかを支持する上の世代の官僚への愛憎によって生み出された。
#9 1月7日(木)配信
全国84空港「国際線依存度」ランキング、北海道と福岡は“民営化しくじり先生”
国際線で稼ぐ空港は、インバウンド需要の蒸発で苦境に立っている。そんな危機的局面下、空港民営化で運営権を獲得した勝者たちは危機的局面下で、ある「しくじり」を認識することになった。「国際線依存度ランキング」では、コロナ禍直前の2019年の依存度を独自査定した。
#10 1月7日(木)配信
ANA・JAL「キャッシュ余命」は1年!世界航空大手の資金繰りを独自試算
航空会社の経営破綻が世界で相次いでいる。国を代表するような大手航空会社は持ちこたえられるのか。世界航空大手の「キャッシュ余命」を最新決算から独自に試算。日本の2強であるANAホールディングスと日本航空の余命は1年だった。
#11 1月7日(木)配信
ANA・JAL統合論、両社大反対でも議論突入へねじ込む「3つの圧力」
菅義偉首相のブレーンである竹中平蔵氏がANAホールディングスと日本航空の「統合論」をぶち上げた。これに両社社員・幹部や国土交通省官僚ら関係者は強く反発しているが、それでも議論の本格化を後押しする「三つの圧力」がある。
#12 1月8日(金)配信
航空&鉄道「超再編」最終シナリオを検証!JR×ANA×JAL、JR×JR、JR×私鉄
ANAホールディングス、日本航空、JR各社しかり、航空会社と鉄道会社が大赤字に陥って脱落者が出かねない状況にある。人口減少社会に向けて交通再編はどうあるべきか。大胆なシナリオを描いた。
#13 1月8日(金)配信
JR全175路線「廃線危険度」ランキング!3位JR北・日高線、1位はJR東の…
JR北海道はコロナ禍で収入が減る中、2021年春に利用客の少ない18駅を廃止する決断を下した。路線維持はどこまで厳しくなっているのか。全国175のJR路線について、5年間でどれだけ利用客が減ったかをランキング。ワースト3に入った路線は実に4割を超える利用客減少に見舞われていた。
#14 1月8日(金)配信
JRをしのぐ!知られざる「民鉄16社会」の内実と序列、東急も阪急も“身内”
鉄道の運行エリアがすみ分けされている大手私鉄16社では、事業が競合することはあまりない。それどころか、16社は部門や階層別に定期的に情報交換の場を設けるほど仲が良い。16社が集う「民鉄16社会」の内実と序列を解き明かす。
#15 1月9日(土)配信
JR東海、リニア新幹線の開業延期を招きかねない「問題カルチャー」の正体
JR東海はリニア中央新幹線の2027年開業を目指してきたが、静岡県の水問題によって工事が停滞し、開業時期の延期が濃厚になっている。問題を深刻化させた要因は、表面化しているものだけではない。JR東海の「体質」が少なからず影響している。
#16 1月9日(土)配信
「半分はあと1年でつぶれる」地方交通崩壊の惨状を両備グループCEOが激白
両備グループ(岡山県)の小嶋光信代表兼CEOは、和歌山県のローカル鉄道や広島県のバスなど、地方交通の事業再生を手掛けてきた。しかし、地方交通の雄をもってしても、このままでは救いようがなく、「半分はあと1年でつぶれる」という。
#17 1月10日(日)配信
弱小バス8社買収のホンネは?地方交通の再生屋・みちのりHDの代表を直撃
再生屋である経営共創基盤グループのみちのりホールディングスは、赤字を抱える東北のバス路線やローカル鉄道の事業者をどんどん傘下に収めてきた。人口が減る地方の交通に手を出して稼ぐことなどできるのか。同社代表を直撃した。
#18 1月10日(日)配信
CA「遊ぶならパイロット、結婚は整備士」、パイロット&CA覆面座談会
華やかな雰囲気漂う航空業界の裏で、パイロットやCA(客室乗務員)は悩み、不満を抱え、そして恋をする。「遊ぶならパイロット、結婚するなら整備士」と語る元CAも。その心は?
Key Visual by Noriyo Shinoda