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特集『航空・鉄道 最終シナリオ』(全18回)の#7では、ANA、日本航空それぞれの国内路線について、2020年4月以降の旅客数を編集部が独自集計した。前年比で落ち込みの激しい順に路線をランキングした結果、ワースト10のうちANAが8路線を占めた。(ダイヤモンド編集部 清水理裕)

ANA、JALではっきりと分かれた明暗
4~10月の路線別旅客数を独自集計!

 新型コロナウイルスの感染拡大で苦境に立たされたANAホールディングス(HD)と日本航空(JAL)が今後、国内のどの路線に対して運休や廃止の判断を下していくのか。これは全国の地方自治体や企業関係者にとって、重大な関心事だ。その「廃止危険度」を測る際に、両社の旅客数の落ち込み度合い以上に適切な数字はない。

 ANAHDとJALは、毎月それぞれグループ各社の旅客数と提供座席数、搭乗率(旅客数÷提供座席数で計算)を公表している。これにより、国内線に関しては路線別に、その動向を詳しく確認できる。

 そこでダイヤモンド編集部では、緊急事態宣言が出された2020年4月から10月までの、両社の路線別旅客数と提供座席数を独自に集計してみた。その上で、前年同期比で旅客数の落ち込みが激しい順に並べたのが、ANA・JAL国内路線「廃止危険度」ランキングである。

 両社の優劣は、明確になった。ワースト10のうち、ANAが8路線を占めたのだ。