いかに子どもに興味を持たせるか?
それだけで子育てはうまくいく
――ネット上や身近な人たちの子育て情報を見聞きすると、ついつい自分の子どもと比較してしまう親御さんも多いと思います。外から入ってくる情報には、どういう心構えで向き合えばいいでしょうか。
てぃ先生 子育ての情報に触れて、無意識のうちに自分の子どもと比べてしまうのは、普通のことだと思います。それがきっかけで、自分の子どもにまだ足りていない部分に気がついて、フォローできるメリットもありますよね。
ただ、絶対にしてはいけないことは、「他の子はできるのにあなたはできない」と、比べた結果を子ども本人に伝えてしまうことです。子どもの成長には個人差があるので、“まだ”できていないだけのことも多いですから、あせらずにサポートしてあげてほしいですね。
『子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』という本も、僕が保育士として実際に試して効果があった方法をまとめたもので、読んでくださった方の子育ての引き出しが増えればいいなと思って出したものです。ぜひこの本を参考に応用して、「我が家の子どもに効くスゴ技」を親御さん自身で見つけるきっかけになればいいなと思っています。
僕がTwitterやYouTubeで伝えていることすべてに共通しているのは、「親がどうしたいかより、いかに子どもに興味を持たせるかがいちばん大事」だということです。この連載を通して「そういうことか!」と、その根本を見抜けた親御さんなら、子育てのさまざまな問題を解決できると思いますよ。
【大好評連載】
第1回 子育ての悩みとイライラ解消に結局いちばん効果的な“準備”とは?
第2回 子どもをダメにする親、伸ばす親の育て方はどこが違う?
第3回 ほめ方叱り方以前に身に着けたい理想の親子関係の築き方とは?