産後は赤ちゃんだけでなく
母親も同じくケアを必要としている
2017年にケアテイカー(お世話係)を探すためのサイト「Care.com」が実施したアンケート“2017 Cost of Care Survey”によると、約3世帯のうち1世帯が「世帯収入の20%以上を『チャイルドケア』(子どものケア)に使っている」ことが判明しています。ナニーやオーペア(外国の家庭に住み込みで子どものお世話をしながらその家族の一員として暮らす留学制度)など、その内訳はさまざまですが、回答者の80%が「既存のチャイルドケアはその支出に見合う」と答えています。
また、チャイルドケアのために、あらかじめ金銭的な準備をしていたのは、全体の70%強でした。言い換えると、それだけの家庭が子育てを自分たちだけでこなそうとせず、何らか外部のサポートを得るのを予定していたことを表しています。
アメリカのアマゾンで“postpartum recovery”(産後 回復)と入力して検索したところ、約230冊の本が検索にヒットしました。それだけママの産後ケアが重要視されているのです。また、アメリカで「ナイトナース」や「ドゥーラ」という専門職が存在すること自体が、それを物語っています。
産後は生まれたばかりの赤ちゃんに注意が向いてしまいがちですが、人間をひとり産み落としたママも、同じくケアを必要としているのです。
どんな家庭も、赤ちゃんを迎える前にベッドやカーシート、ストローラー(ベビーカー)などを買って準備するはず。同じように、ママができるだけ回復に専念できるような環境を整えてあげること。それが、子育てという長い長いマラソンを、夫婦そろって順調に走り出すために必要なことなのではないでしょうか。