相続税と贈与税の一体化――。毎年110万円の贈与税の非課税枠を活用する「生前贈与」の節税術が、早ければ2022年の税制改正でダメになる見通しだ。民法大改正や税制改正、コロナ禍に伴う社会変化や税務当局の徴税強化など、相続を取り巻く環境は激変している。特集『死後の手続き お金の準備』は、10月11日(月)から20日(水)までの全16回にわたり、家族を困らせないための絶対に押さえておきたい死後の手続きやお金の準備など、新時代の相続対策をお届けする。
#1 10月11日(月)配信
今しか使えない「駆け込み贈与」節税術、年110万円の非課税枠を超えるスキームのすべて
相続税と贈与税の一体化で、毎年110万円の贈与税の非課税枠を活用する「生前贈与」の節税術が、早ければ2022年にもダメになる。それでも税負担はできる限り軽減したいのが本音だろう。実は、今しか使えない節税術がある。110万円の枠を超えて贈与する「駆け込み贈与」で節税できるのだ。
#2 10月11日(月)配信
「駆け込み贈与」で314万円の節税も!子1人の親の資産額別・節税額早見表を公開
相続税と贈与税が一体化される前に、生前贈与の110万円の非課税枠を超えて「駆け込み贈与」する節税術。その効果は、資産の額や子供の数で変わる。ダイヤモンド編集部は、節税額が最大になる資産別の早見表を用意した。子供1人の場合は、幾ら駆け込み贈与をすればお得なのか。
#3 10月12日(火)配信
実家の売却は相続の前と後で「数百万円の差」も!絶対押さえたい節税対策と相続の基本
空き家となった実家を売るのは、相続の前と後のどちらがベストか。相続の知識を押さえていなければ数百万円も損することがある。いまや10人に1人が支払う相続税。その時が来てから慌てないためにも、基本のルールと対策をおさらいしよう。
#4 10月12日(火)配信
「駆け込み贈与」で234万円の節税も!子2人の親の資産額別・節税額早見表を公開
相続税と贈与税が一体化される前に、生前贈与の110万円の非課税枠を超えて「駆け込み贈与」する節税術。その効果は、資産の額や子供の数で変わる。ここでは子供2人の場合、幾ら駆け込み贈与をすればお得なのかの資産別の早見表をお届けする。
#5 10月13日(水)配信
夫・妻が亡くなったら「まずやる手続き10項目」死亡届7日以内、準確定申告4カ月以内…
パートナーを突然亡くすと遺された家族に「死後のさまざまな手続き」が押し寄せる。何から手を付ける?どこに何の書類を申請する?あたふたしているうちにあっという間にやって来る手続きの期限。とにかくまずやるべき死後の手続き厳選10項目をお伝えする。
#6 10月13日(水)配信
「駆け込み贈与」で子3人&4人の親は最大いくら節税できる?資産額別・節税額早見表を公開
相続税と贈与税が一体化される前に、生前贈与の110万円の非課税枠を超えて「駆け込み贈与」する節税術。その効果は、資産の額や子供の数で変わる。子供3,4人の場合、幾ら駆け込み贈与をすればお得なのか。資産別の早見表をお届けする。
#7 10月14日(木)配信
「資産寿命」を延ばす老後の投資テクニックを伝授、決め手は“守りの配分“にあり
老後の資産運用では“守り”が重要だ。株式相場の下落は、収入がある現役時代ならば投資のチャンス。しかしリタイア後は”資産枯渇”のリスクを招くからだ。それではどの程度、守りに配分すべきか。「資産寿命」を伸ばす投資テクニックを伝授する。
#8 10月14日(木)配信
遺言書があっても「争族」に、自筆遺言書を法務局で保管する新制度に落とし穴
「争族」を避けるために有効な遺言書。2020年7月から、全国の法務局で自筆の遺言書を保管する新たな制度がスタートした。紛失や改ざんなどのトラブルは回避できるのだが、利用には思わぬ落とし穴があった。
#9 10月15日(金)配信
現金の少ない地主が土地を奪われる!改正相続法「5つのリスク」の正体
2018年に約40年ぶりに相続法が大改正され、新しい相続の制度が相次いで導入された。だが、遺留分制度の見直しでは、現金の少ない地主が不動産を多く売らなければいけなくなる不測の事態も生じている。改正相続法に潜むリスクとは。
#10 10月15日(金)配信
配偶者が認知症で「相続貧乏」の恐怖!お得な制度も遺言書もダメになる前の防衛術
パートナーが認知症になってしまったら相続財産はどうなるのか?認知症になってしまうと相続のお得な制度がまず利用できなくなり、遺言書作成もNGになる「デッドロック」状態に。そうならないために重要なのは認知症になる前の準備だ。何をどう準備するか。
#11 10月16日(土)配信
夫・妻の突然の死で「申請すればもらえるお金」リスト、忘れると絶対後悔する!
夫や妻に突然先立たれ、別れを惜しむ。しかし喪失感に浸っている暇はない。葬儀代などお金がかかる行事がめじろ押しなのである。一方、パートナーの死後の慌ただしさの中で忘れがちなのが申請すればもらえるお金。死後の支出と収入をあらためて押さえておこう。
#12 10月16日(土)配信
おひとりさまが死後の手続きを託す「後見人選び」の肝、自分で選ぶ?裁判所に任せる?
きょうだい、伴侶がいない“おひとりさま”。死後の手続きは誰に託せばよいのだろうか?そんなおひとりさまの強い味方になってくれるのが「後見人」だ。裁判所が選ぶ後見人と自分で自由に選べる後見人のどちらを選択すべきか?後見人選びのポイントを押さえる。
#13 10月17日(金)配信
仮想通貨に「換金できないのに相続税」の罠、故人のデジタル遺品の落とし穴
故人のスマートフォンのロックが解除できない。便利なスマホでさまざまな取引が可能になったことで、故人の遺産を把握する難易度が高まっている。セキュリティーが厳重な故人のスマホを操作できず、換金できないデジタル遺品を巡るトラブルが今後増えそうだ。
#14 10月18日(月)配信
死後の手続きで一番頼れる士業の選び方、「報酬の相場」場面別に教えます
とにかくせわしなく止めどない死後の手続き。自分だけではどうすることもできないケースが多い。そこでどうしても士業の力を借りることになる。こんなとき、一番頼りになる士業は?どれくらいの報酬を払えばよいのか?場面別でチェック!頼れる士業の見つけ方。
#15 10月19日(火)配信
相続税が上昇した駅ランキング【2021年路線価・関東105駅】武蔵小杉と並ぶ1位は?
相続税や贈与税の課税額に大きく影響するのが路線価だ。7月1日に発表された最新の路線価を基に、相続税の課税額が前年と比べてどれだけ変動したかを試算した。関東地方の主要105駅で、相続税が上がったエリアはどこか。
#16 10月20日(水)配信
相続税が上昇した駅ランキング【2021年路線価・関西60駅】2位森ノ宮、1位は?
相続税や贈与税の課税額に大きく影響するのが路線価だ。7月1日に発表された最新の路線価を基に、相続税の課税額が前年と比べてどれだけ変動したかを試算した。関西地方の主要60駅で、相続税が上がったエリアはどこか。
Key Visual by Noriyo Shinoda