一読のすすめ
本書は、100冊もの勉強法についての名著を精査することで、多くの勉強の達人が大事だと認めるポイントを抽出している。要約では、本書の中で最も重要な基本ルールとされている、1位から8位までのポイントをまとめた。書籍には、「さらによい学びを実現する12のポイント」、「学びを継続し、目標に到達する20のコツ」なども収録されていて、通読すればより勉強法に対する理解を深められるだろう。
さらに、要約で紹介した本書の1位から8位の項目の中には、実際にそのポイントが書かれている書籍の引用も豊富に紹介されている。実際に100冊もの本を読まずとも、効率的にそのノウハウを知ることができ、忙しいビジネスパーソンにはありがたい内容となっている。しっかりと勉強法を身に付けたい人は、本書を手に取って通読することをおすすめする。
評点(5点満点)
総合3.8点(革新性3.5点、明瞭性4.0点、応用性4.0点)
著者情報
藤吉 豊(ふじよし ゆたか)
株式会社文道、代表取締役。有志4名による編集ユニット「クロロス」のメンバー。 日本映画ペンクラブ会員。神奈川県相模原市出身。
編集プロダクションにて、企業PR誌や一般誌、書籍の編集・ライティングに従事。 編集プロダクション退社後、出版社にて、自動車専門誌2誌の編集長を歴任。2001年からフリーランスとなり、雑誌、PR誌の制作や、ビジネス書籍の企画・執筆・編集に携わる。文化人、経営者、アスリート、タレントなど、インタビュー実績は2000人以上。2006年以降は、ビジネス書籍の編集協力に注力し、200冊以上の書籍のライティングに関わる。
現在はライターとしての活動のほか、「書く楽しさを広める活動」「ライターを育てる活動」にも注力。「書く力は、ライターだけでなく、誰にでも必要なポータブルスキルである」(ポータブルスキル=業種や職種が変わっても通用する持ち出し可能なスキル)との思いから、大学生や社会人に対して、執筆指導を行っている。
共著書に『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』『「話し方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』(日経BP)、単著書に『文章力が、最強の武器である。』(SBクリエイティブ)がある。コーヒーと猫が好き。
小川真理子(おがわ まりこ)
株式会社文道、取締役。有志4名による編集ユニット「クロロス」のメンバー。 日本映画ペンクラブ会員。日本女子大学文学部(現人間社会学部)教育学科卒業。東京都在住。
編集プロダクションにて、企業PR誌や一般誌、書籍の編集・ライティングに従事。その後、フリーランスとして、大手広告代理店の関連会社にて企業のウェブサイトのコンテンツ制作にも関わり仕事の幅を広げる。これまでに、子ども、市井の人、文化人、経営者など、インタビューの実績は数知れない。
現在は、ビジネス書や実用書などの編集・執筆に携わる一方で、ライターとして約30年活動をしてきた中で培ってきた「書く」「聞く」についてのスキルや心構えを伝えたいと、ライティング講座にも注力。学生や社会人、ライターを目指す方々に対して、執筆指導を行っている。
共著書に『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』『「話し方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』(日経BP)、自ら企画編集執筆に携わった本に『親が倒れたときに読む本』(枻出版社)がある。猫を2匹飼っている。
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