共用廊下に私物が置かれていたり、共用ごみ置き場のマナーが悪かったりし、気分が悪い人もいるだろう。この他にも、騒音などの「住民トラブル」を避ける上では、そのマンションの「居住者レベル」を知ることが重要になる。そうしたマンションの民度は、実は平均年収でおおよそ推し量ることができるのだ。

 自分が住むべきマンションとその立地を間違えてしまうと、入居者同士のモラルや価値観の違いに苦しむことになる。筆者はそうした要因もあり、30代までは原則、身の丈よりも背伸びをすることをおススメしている。それは近い将来、出世や昇給、転職によって身の丈が大きくなることが想像されるからだ。

 こうして各記事を見ると、2022年はやはりマンション価格の高騰に拍車がかかったことが目立つ。光熱費などのランニングコストも含めて、来年はこの傾向が加速し、さらに厳しい状況が続くだろう。

 とはいえ、マンションは資産になる(価格が上がりやすい)という特長を生かしてうまく投資し、長期のキャッシュフローを改善できれば、未来は明るくもある。

 筆者の考えでは、昨今のようなインフレの懸念時は、現金が最も価値を失う。現金があって資産がないことが最もリスクであるならば、自宅マンション投資は最低限やっておかないといけないライフプランだといえる。