一読のすすめ
書籍では、「仕事に使える様々な分解」として、「10億円売るためのアイデアは?」「なんでうちのチームはうまくいかないの?」など、実際に起こりそうな問題を題材に、分解思考の実践例が豊富に紹介されている。ここでも著者が提案する、「たとえば?」の問いかけが、分解を進めてくれそうだ。通読することでより活用のイメージが具体的になり、実践的な分解思考を学ぶことができるだろう。
分解思考が役立つ場面はビジネスだけではない。自分個人の理想を叶えるためにも活用することができる。目標はあるか、理想とする人はいるかを分解思考で考えていけば、自分が理想の状態になるための必要条件が見えてくる。仕事だけでなく、自分のこれからについてもじっくり腰を据えて考えてみたい人には、本書を手に取ることをおすすめしたい。
評点(5点満点)
総合3.8点(革新性3.5点、明瞭性4.0点、応用性4.0点)
著者情報
菅原健一(すがわら けんいち)
株式会社Moonshot 代表取締役 CEO。企業の10倍成長のためのアドバイザー。社会や企業内に存在する「難しい問題を解く」専門家。クライアント10社、エンジェル投資先20社の計30社のプロジェクトを並行して進める。過去に取締役CMOで参画した企業をKDDI子会社へ売却しそのまま経営継続し売り上げを数百億規模へ成長。スマートニュースを経て現職。 20代のマーケター600人が参加する #20代マーケピザ 主催。
(1冊10分で読める要約サービス flier)