雲を食べているような食感のメルヴェイユ(ベルギー&フランス)
“絶品の、すばらしい”を意味する「メルヴェイユ」は、ベルギーや北フランスで古くから愛されているお菓子。2段に重ねたふわふわのメレンゲの上にホイップクリームをのせ、表面には細かく刻んだチョコレートがトッピングされています。口の中でとろけていくような食感が人気で、ホワイトチョコレートやルビーチョコレート、フレーバー付きのクリームを使ったものも。
メレンゲとチョコレートを組み合わせたお菓子といえば、デンマークの「フルールボラー」、イスラエルの「クレンボ」も人気。フルールボラー(デンマーク語で“クリームボール”の意味)はメレンゲクリームをマジパンの土台にのせ、チョコレートでコーティングしたお菓子で、パリっとしたチョコレートの中から現れるフワッとしたメレンゲ生地との対比が特徴的。一方、イスラエル人が大好きなクレンボは、ビスケットの上にメレンゲクリームをのせ、全体を薄くチョコレートがけしたもの。暑いとすぐに溶けてしまうため、“冬のスイーツ”として知られています。