ストックスペースの一部を
“モノの臨時避難場所”として常時空けておく
見直してほしいのが「モノの臨時避難場所」です。納戸の一部、空き部屋の一部は常に床を見える状態にしておきましょう。モノの臨時避難場所は、ひな人形を出すとき、また以下の場面でも「いったん避けておきたいモノ」の逃し場所になってくれます。
・来客時
・クリスマスツリーを飾るとき
・ロットの大きい飲料、食品、生活用品が届いたとき
・スキーやキャンプに週末ごとに出かけるとき
「それが難しいんだってば」――、片づけで悩む方はそう思われるかもしれません。
床がすぐにモノで埋まってしまうのは、臨時避難させたモノをそのままそこに置きっぱなしにしてしまうからです。収納のエリアと収めるモノのポジション取りを見直すと、「どこに置いていいかわからなくて床置きしていたモノ」がなくなります。あとは「臨時避難終わり!」と号令をかける日を決めて、しまうべき場所に戻せば良いだけです。
いつもいつもスッキリしている必要はありません。飾り物を出すとき・しまうとき、モノが届いたとき、来客予定のあるときにまとめてやっつけるのでもOK。「収納のエリアと、収めるモノのポジションイメージ」があるだけで、押し入れや納戸スペースのコントロールがグッと楽になるはずです。
さて、今回はひな人形が出し入れしやすい収納の見直しについて解説しました。大掛かりに捉えすぎず、アレとコレのポジションを入れ替えてみよう、くらいの気楽さで、この機会に取り組んでみてください。
「めんどくさい」を解消させるためのしくみづくりは『家じゅうの「めんどくさい」をなくす。』という本に書きましたので、詳しく知りたい方はぜひ読んでみてくださいね。