やってはいけない!相続&生前贈与#3Photo:Bet_Noire/gettyimages,PIXTA

生前贈与を活用した相続税の節税効果を最大にするためにはどうすればいいのか。「暦年贈与」と「相続時精算課税」のどちらがお得なのか。特集『やってはいけない!相続&生前贈与』(全16回)の#3では、相続税の専門家による生前贈与の損得検証の第二弾として、資産3億円や地主、経営者といった事例でのお得な節税術や注意点を指南してもらった。(ダイヤモンド編集部副編集長 大矢博之)

「週刊ダイヤモンド」2023年7月15日・22日合併号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。

2024年からの新ルールではどっちが得?
暦年贈与vs相続時精算課税の損得を検証

 2024年から始まる相続と生前贈与の新ルールでは、「暦年贈与」と「相続時精算課税」のどちらを選ぶのかも、節税効果に大きく関係する。いったいどんな対策をすれば、節税効果が最大になるのか。

 そこで相続税を専門とする税理士に協力してもらい、六つの具体的な事例について、新ルールを踏まえた最適な対策を検証した。

 本特集#2『【資産1~2億円】生前贈与の「損得」検証!暦年贈与vs相続時精算課税どっちが得?』では資産1~2億円の三つの事例について取り上げた。ここでは資産3億円や地主、経営者といった特殊な対策が求められる三つのケースについて、生前贈与を活用した最適な節税術についてお届けする。