佳子さまのご結婚は
2~3年先が適切な3つの理由
佳子さまの結婚については、適切なのは2~3年後くらいだと思う。というのは、現在、眞子さんがおられなくなり、愛子さまが「学業優先」で22歳に近づいても公務を開始されていない状況にある(眞子さんは16歳頃、佳子さまは19歳頃に単独公務を開始されている)。佳子さまはコロナ渦の収束の後、意欲的に公務に取り組んでおられ、少なくとも愛子さまの公務が円滑に進むまでは、結婚はないのではないか。
また、二つ目の理由は、悠仁さまの一連の成年行事が、2025年に予定されており、それまでは、佳子さまが皇室におられることが悠仁さまをサポートするために好都合だし、重要行事が連続しない方がよいから、結婚はその翌年くらいがよさそうだ。そして、三つ目の理由は、眞子さんが佳子さまの結婚式に参列されるためには、もう少し時間がかかりそうだということだ。
愛子さまは、ご結婚前に、それなりの期間、公務を行われて、皇女として恵まれた環境で育ってこられたことへの恩返しを両陛下に対しても国民のためにもすることが、期待されるのではないか。とすれば、余り早い時期の愛子さまの結婚は考えにくい。
ただ、公務については、制度論としていえば、結婚後の女性皇族が公務に類したものを手当をもらって続けられるようにすべきだ。そうすれば、安心して早く結婚もできる。そのために、女性宮家だとか、結婚後の女性皇族が本人のみ皇族であり続けられるようにする案もある。
しかし、私は結婚後の皇族や旧宮家の人々を、宮内庁嘱託とでもして、従来、公務として行われていたことを代行してもらえばいいと思う。
皇室とゆかりのある寺社への派遣や行事への参加、海外の王室の冠婚葬祭や日本との友好行事への参列、場合によっては見本市や経済界のミッションへの参加など、黒田清子さんとか、旧宮家の方々が行かれたら歓迎されるはずだ。現在は皇族の人数不足から、英国なら王族が出てくるような行事に参加できないのは残念だ。
手当は、頻繁なら給与として、たまになら単発の謝礼として支払えばいい。それは、結婚後の皇族女性の生活を安定させるためにも有益だ。結婚した女性皇族が、本人の特性、家庭状況などによって、その時々の希望に応じて皇室のために貢献できれば、本人のためにも、皇室や国家のためにも良いことだ。