一方、完成図を見ないでワークを行ったグループは、
・決められた時間内に完成しない
・でき上がりも中途半端
という結果になります。
ワークの後に「もし仮に、これが仕事だったとしたらどうなりますか?」とお聞きすると、完成図がないと
「作業時間が膨大にかかる」
「指示された仕事の目的がわからないので、モチベーションが上がらない」
「求められている成果がわからないので、創意工夫がまったくできない」
「ムダな作業をしてしまう」
「仕事の成果がわからないので、上司の期待に応えるのが難しい」
などの感想を得られました。
逆に言えば、「目的」が明確な状態で仕事をすれば、
「作業が短時間で済む」
「指示された目的がわかっているので、モチベーションが上がる」
「求められている成果が明確なので、創意工夫ができる」
「ムダな仕事をしなくて済む」
「仕事の成果が明確なので、上司の期待に応えることができる」
ということになりますね。
仕事は常に「目的」があります。その仕事の「目的」をしっかり見せてあげるのが上司の仕事なのです。上司自身も目的が不明確なまま部下に指示するのは、無責任な行為とすら言えるのです。
仕事の目的を伝える際のポイント
ポイント(1):「自分の言葉」で伝える
まずはリーダー自身が、仕事の目的を理解・納得する必要があります。
そして、伝える際には「常識」や「世間」、「普通」などの常套句ではなく、自分の言葉を使うことで、メンバーからの共感を得やすくなります。
例えば、「部長から○○しろと言われているので、Aさんには○○をやってもらいたいんだ。まー、会社の方針なので、仕方ないよね」という伝え方ではメンバーは当然「仕方ない」という諦めの気持ち、つまり「やらされ意識」でその仕事を行うことになりますよね。
逆に次のような伝え方なら、メンバーも「確かに必要だ」と自分ごととして真摯に受け止めやすくなります。
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○○という背景を考えると、○○が重要な要素になると思うんだ。だから、Aさんには○○をやってもらいたいんだ
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そのためには、リーダーが上位方針や上司からのメッセージを自分なりに「咀嚼」し、自分の言葉でメンバーに伝えられるようにしましょう。