ポイント(2):「あいまい言葉」を使わない

「あいまい言葉」とは「二つ以上の異なった意味にとれる言葉」で、受け取り方によって解釈が変わってしまいます。

 参考までに、日頃使いがちな「あいまい言葉」の例をあげておきます。

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・できるだけ ・可能な限り ・迅速に ・早急に ・明確化する ・徹底する
・浸透させる ・向上させる ・強化する ・定着させる ・共有化する
・検討する ・管理する ・支援する ・調整する ・努力する ・機能させる
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 皆さんは「コンテクスト(Context)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

 この意味は文脈、脈絡、状況と訳されて、コミュニケーションの基盤となる文化の共有度合いといった意味で使われます。

 その中でも「ハイコンテクスト文化」とは、言葉で説明しなくても察し合うことでわかり合える文化を指します。

 実は、日本は世界有数の「ハイコンテクスト文化」と言われています。実際に日本では「空気を読む」「あ・うんの呼吸」「忖度する」などが美徳とされていました。この日本人特有の「察する文化」は日本人の大きな強みです。

 それに対して欧米や中国、ロシアなどは「ローコンテクスト文化」であるとされ、あいまいさを嫌い、明確な説明が必要になります。

 グローバル化が進み、日本企業の海外進出が増え、外国人労働者の雇入れが増えていけば、当然今までのような「暗黙の了解」だけでは通用しなくなります。

 実際、この文化の違いから日本人は「本音と言うことが違う」「何を考えているかわからない」と言われることもよくありました。

 これは、外国人ということだけでなく、世代の違いにも当てはまります。時代背景が変われば価値観や考え方は大きく変わっていくのです。

 よく管理職研修などで「最近の新入社員の気持ちはわからない」という言葉を聞きますが、これは最近の若者が特別なのではなく、常に価値観や考え方は変化しているということなのです。

ポイント(3):共通言語である「数字」を活用する

 コミュニケーションを円滑にするには「共通言語」を多く持つことが必要ですが、世界で通用する共通言語が「数字」です。

 皆さんは「高い建物」と聞いて、何階建ての建物を思い浮かべますか?

 都心に住んで、常に高層ビルに囲まれている環境にいるのであれば、30階以上の建物を想像するかもしれません。しかし、のどかな田園風景が広がるところで生まれ育っている人は5、6階建ての建物でも高いと感じるかもしれません。