2社目は、Tensor Energyです。再エネ電源の開発事業者や、再エネ電源のアセットに投融資する金融機関の業務を大幅に効率化するプロダクトを開発しています。100年に一度の大変革が進む電力業界、特に再エネ開発には今後十数年の間に数兆円規模の投資が進む見込みですが、再エネ電源の開発運用にまつわる複雑で高負荷な業務のDXを通じて、日本のGX(グリーントランスフォーメーション)を牽引する1社となるはずです。プロダクトについても、詳細をまだお話しできないのが残念なほど素晴らしく、ベータ版ながらも複数の大手顧客から強い引き合いを得ており、2023年の大きな飛躍を期待しています。
3社目は、アルバトロス・テクノロジーです。再生可能エネルギーの普及拡大が避けられない中、周囲を海に囲まれた日本は洋上風力のポテンシャルを活かす必要があります。その際、遠浅の海が少ない日本では沖合に設置する浮体式の洋上風車が本命視されていますが、アルバトロス・テクノロジーは既存の浮体式風車が抱えるさまざまな課題を解決し、再エネの普及拡大に加えて裾野が広い風車産業の純国産化、引いてはエネルギー安全保障の実現を可能にするような風力産業のゲームチェンジャーとなる可能性を持っています。