公務員 970人が明かす危機#5Photo:JIJI

公務員970人が選ぶ「パワハラ疑惑政治家&政党ランキング」を作成した。特集『公務員970人が明かす“危機”の真相』の#5では、現役官僚や首相経験者、野党幹部など意外な面々が名を連ねた“要注意”な政治家リストを大公開する。(ダイヤモンド編集部副編集長 千本木啓文)

“自民党パワハラ四天王”は漏れなく
公務員から被害報告あり

 自民党の長谷川岳参院議員が、公務員に「クビにしてやる」などの暴言を吐くパワハラを行っていたことを複数のメディアが報じている。

 ダイヤモンド編集部は、長谷川氏が総務省の副大臣を務めていた際、秘書官に「わび状」の提出を強要するなどパワハラを行っていたことを明らかにした(詳細は本特集の#1『【独自】パワハラ炎上中の長谷川岳議員が総務副大臣時代、秘書官に「詫び状」の提出を強要!当該職員は直後に退職の新事実』参照)。

 こうしたパワハラが要因となって、「ブラック霞が関」などと呼ばれ、すっかり“不人気職場”のレッテルを貼られてしまった感のある中央省庁の実態を調べるため、ダイヤモンド編集部は「公務員アンケート」を実施した。

 すると、国家公務員371人、地方公務員598人、合計969人から回答を得ることができた(いずれも退職者を含む)。

 では、公務員を追い詰めている政治家は誰なのか。それを明らかにするため、公務員アンケートの結果に基づき「パワハラ疑惑政治家ランキング」と「パワハラ政党ランキング」を作成した。

 次ページでは、自分自身の選挙や自党の党勢拡大のために公務員にパワハラをし、公益を損なっている可能性がある政治家や政党、さらにはその具体的な手口を明らかにする。