大学格差#予告Photo:dwph,MicrovOne/gettyimages

2025年度入試は「大学の二極化に最も拍車を掛けた年」と、後々振り返ることになるだろう。年明けの大学入学共通テストは高校の学習指導要領改訂に初めて対応する「新課程入試」となり、試験の科目や出題の範囲が変わる。複雑化する共通テストを受験生が敬遠したくなるこのタイミングで、まさかの都内有名大学が「年内学力入試」をスタート。単純に基礎学力を測るこの方式、他大学も一斉に追随すること必至だ。受験勉強の成果を試される一般選抜で真剣勝負するのはエリートたちの世界となり、受験学力から選抜できる大学はほんの一握りに絞り込まれていく。エリート以外は推薦を主体とした年内入試へと流れ、一般選抜による入学者が数人もしくはゼロになる大学が大量発生していく。この二極化で格差をつけられる大学側は存亡の危機に立たされる一方、受験生側にとってはチャンス。意外な大学や学部が入りやすくなり、自らの意思とやり方次第でこの状況を味方にできる。特集『大学格差』は、10月3日(木)から27日(日)までの全20回(予定)にわたり、格差の全貌をつまびらかにするとともに、全国211大学について43年間の偏差値の推移をお届けする。(ダイヤモンド編集部副編集長 臼井真粧美)

#1 10月3日(木)配信
旧帝大に、偏差値50台前半の受験者の2割が合格していた!知られざる「本当の合格率」大公開【難関国立10大学43年間の偏差値推移】

大学格差#1Photo:PIXTA

 国内最高峰の大学群である「旧七帝大」。トップ・オブ・トップのエリート以外は受験しても到底受からない、ましてや偏差値50台では受けるだけ無駄という先入観のまま、今の受験生が旧帝大受験を諦めるのは実にもったいない。ベールに包まれたあるデータが、先入観を物の見事に覆しているからだ。あるデータとは、入試結果に基づく「本当の合格率」。これを大公開するとともに、難関国立10大学について、1982年以降43年間の偏差値の推移をまとめた。

>>記事はこちら

#2~
Coming Soon

Key Visual:SHIKI DESIGN OFFICE, Hitomi Namura

*記事のタイトル、内容、公開日は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。