「Find」こそが
ブレずに生きていく礎

 認知的な脳は、このFindが苦手です。内ではなく、外へ、外へとマーケティングする思考だからです。

 Findこそ、本当は生きる力の源であり、自分がブレずに生きていく礎のはずです。

 ところが、私が見る限り、今の日本の学校教育は、FindのないFLAP教育のような気がしています。それこそが認知的な教育です。

 決められた試験範囲、定められた条件の中で、Learnし、Actionし、そしてPerformanceすれば、私のように医学部も入れてしまいます。

 自分よりも外界を中心にした学び方、行動の仕方で動いて、そこから生まれたパフォーマンスとしての結果のみが、その人の価値だとされる社会的な仕組みが、今までの世の中です。

 このLAPサイクルを回せば、偏差値や学歴の中で勝ち抜ける構造になっています。

 そのような人が大企業で“LAPer”として働き、企業の中で偉くなっているように思うのです。

 必要な能力は決められた中で、「ただ耐える力」だったり、「頑張り我慢する力」のように思うのですが、どうでしょうか?

 学校と社会がそうだから、家庭の子育てもその準備のために、認知的にマーケティングのような子育てで、“LAPer”を育て続けていていいのでしょうか?