自己分析で明らかになる
自分と他人の「評価」の違い
たとえば、朝、会社についたら挨拶してPCを開き、「受信メールを確認し、返信する」。それから「部下との1on1の面談」をし、「システムのセキュリティチェック」を実施、午後は「管理職の研修を受講」し、「部署の経費の計算」「来期の予算の見積もり」「プリンターの修理」、さらに「出張のスケジュールを立て」「旅行会社への連絡」など30項目を上げました。
そして、それぞれ具体的な内容を書き上げます。例えば「受信メールの確認、返信する」では、その内容は何が多いのか、分類します。すると総務関連が3割、人事関連が2割、新規事業関連が2割、部下からの相談が1割、広報関連が1割、セキュリティ関連が1割ということがわかりました。その中でも自分が得意なのはどれか〇をつけて選びます。改めて明記すると馬淵さんは「部下からの相談」「人事関連」が得意であることに気づきました。さらに、「部下からの相談」にはどんな相談が多いのか、人事関連はどんな内容が多いかを分けてみます。
他人からも評価されているのか、それとも単なる自己満足なのかも確認します。部下からもありがとうという返事があり、喜ばれているようだったら、その横の行に〇をつけます。
馬淵さんの場合は、部下の面倒をみることが〇でした。部下からありがとうと感謝されると嬉しくなりました。そして面談後、部下のモチベーションが上がっている様子、その前後の変化を見るととてもやりがいを感じました。部下からも評価されていると感じているので、〇をつけました。逆に総務関連は苦手で面倒なので、Xをつけました。総務からもよく対応が遅いと叱られるので、総務の評価もXにしました。
【体力面】
次に、体力面からできない職種を洗い出してみました。
腰痛があり、立ち仕事は無理なので、販売員は難しく、接客でも座りながらできる仕事を選ぶ必要がありました。それ以外に耳も弱いので、電話が苦手です。電話オペレーターの仕事は避けたほうがいいと思いました。