とても受かりやすい緩和気味のGランク入試回
Gランクで緩和気味の学校も見ておこう。横須賀学院[1次A](51人・2.68倍)は高倍率が敬遠されてか、3割減となっており、25年は22年2.46倍を維持できるか微妙である。工学院大学附属[1回A特待](58人・1.87倍)は、10月6割減、11月6割半減と厳しい状況で、12月には半減まで戻したとはいえ、25年は1倍に近づいていき、とても受けやすくて受かりやすい狙い目入試回となりそうだ。
明星学園[A](51人・2.68倍)も志望者数が少ないので上下動が激しいのだが、12月に3割半減まで落ち込んだことを考えると、25年は2倍台前半までは緩和しそうだ。板橋区にある帝京大学系属帝京[1回午前](54人・1.2倍)は、半減から6割減と振るわない。共学化する明法[1回午前](60人・1.13倍)も大幅緩和傾向で、いずれも25年は限りなく1倍に近づいていくことになりそうだ。
鶴見大学附属[適性検査](68人・1倍)と駿台学園[2科型・4科型1日午前](51人・1倍)については、志望者数が少なすぎて予想のしようがないのだが、いずれもすでにこれ以上は下がり得ない倍率となっている。横浜隼人[適性検査型公立中高一貫](70人・1.06倍)も同様だろう。
Hランクからは2校を取り上げよう。日本大学[適性検査型(AF)](94人・2.24倍)はこのタイプの入試としては最も倍率が高い。24年に中等科と高等科が共学化した自由学園[1回](57人・1.68倍)は増加気味で、25年に受験者数がいささか増えるかもしれない。
なお、2月1日午後の「最終予想」については、こちらをご覧いただきたい。
■四模試から2025年度の動向を見る「首都圏の学校」記事のまとめ
首都圏男子校/首都圏女子校1(難関・上位・中堅校)/首都圏女子校2(神奈川・千葉)/首都圏女子校3(中堅・中位校)/埼玉共学校/千葉・茨城共学校/神奈川共学校/東京共学校(23区東部・北部)/東京共学校(23区西部・南部)/東京共学校(多摩地区)/東京共学校(都心)/1月入試(男子受験生編1)/1月入試(女子受験生編1)