実践的なビジネス向けプログラムもある
アクセス抜群の社会人向けスクール~WALES

 このほか、バギオ中で最もアクセスのよい社会人向けのスクールにWALES(ウェールズ)という学校がある。契約書の書き方など、ビジネス向けのプログラムもあり、立地の良さから同校で働きたいという講師も多いという。訪問をした際には、レッスンブースは満席、先輩講師によるモニターもしっかりされていて学校の人気さが伺えた。残念ながら、台風の影響で、今回は体験をすることができなかったので、また機会があれば、詳細をレポートしたい。

WALESは全体的にこぢんまりとした小規模校(筆者撮影)WALESは全体的にこぢんまりとした小規模校(筆者撮影)
WALESの教材(筆者撮影)WALESの教材(筆者撮影)
WALES(筆者撮影)取材時、WALESの学生寮は満室だった(筆者撮影)

気候だけでなく、治安もいいバギオ
韓国系の語学学校にも日本人スタッフが増えている

 ここまで紹介してきた学校はすべて、韓国企業が経営している語学学校である。しかし、現在の生徒の国籍比率をみると、日本人が韓国人をわずかに上回っているところが多い。どこの学校もスタッフに必ず日本人がいて、私たち日本人にとっても快適なようにあらゆる面でのブラッシュアップがなされている。留学前や、現地でなにか困ったことがあった場合でも、日本人スタッフに頼れるのは安心だ。

 なにより、今回取材に訪れてみて印象深かったのは、紹介した学校間で、経営陣どうし、スタッフどうし、非常に仲がいいことだ。のんびりとしたバギオの風土が影響しているのか、セブ島ほどに学校が多くないのでお互いに助け合っているのか、学校どうしの気持ちのいい連携が見られた。

 治安面でも安心できるため、総合的に海外ならではの緊張感なしに過ごすことが叶う。このあたりが、長期の留学先としておすすめできるポイントでもある。

 次回は、あらためてバギオという都市について、それから最大の懸念点である「バギオへのアクセス方法」について解説する。セブ島に比べて圧倒的に情報が少ないバギオ留学を、より広く知ってもらえるよう紹介していきたい。

<各校の情報>
パインスインターナショナルアカデミー(PINES): https://www.pinesacademy.com/eng/index
セブブルーオーシャンアカデミー: https://cebublueocean.com/ja/
JIC: www.baguio-jic.com
Monol: https://mymonol.com/ja/