前席の素晴らしさとは対照的に、後席の居住感は平均点以下。足元空間こそ十分だが、眺望は良くない。座面、背もたれともクッション厚は不足気味。後ドアの窓面積は狭く、閉所感がある。
荷室は狭い。後席にスライド機構がなく、シートバックを立てた状態で荷室を拡張することはできない。固定式だと奥行きは、最低40cmは欲しいところだが、実測で36cm程度。4名乗車の場合、置ける手荷物は限られる。
ただ、後席シートバックの裏がハードプラスチックで覆われているので、2名乗車でシートバックを倒し、後席を丸ごと荷室として使えば、汚れたレジャー用品だろうが気兼ねなく積める。シートバック裏と後ドアの隙間がほとんどないので、積載物が床に落ちる心配も少ない。そういった物の積み方をするアウトドアやレジャーユースには非常に向いているだろう。
スカイフィールトップ。全グレード標準装備の単一仕様としたことでグラストップ車を安価に出すことに成功した Photo by K.I.
運転席のアイポイントから左方向を撮影。空が常時目に入るスカイフィールトップは遠乗りの気分を大いにアゲた Photo by K.I.
外観と同様インテリアも直線的造形。助手席のトレイにしっかり深さがあるなど使い勝手も悪くない Photo by K.I.
後席は前席と対照的に閉所感が強いが、座るスペース自体は十分 Photo by K.I.
島根・益田の海辺にて記念撮影 Photo by K.I.
あくまで主眼は街乗りだが、遠出が楽しくなるクルマだった Photo by K.I.
