実際私も、1000人あまりの方の食事を見てきましたが、多くの方が習慣や環境を変えていくことで痩せています。もちろん遺伝や意志の強さの影響がゼロとはいいませんが、体型をつくるのはほぼ習慣や環境です。

 そして、習慣や環境は自力で変えていくことができるのです。

 ダイエットの習慣を整えていく前に、ダイエットはつらいもの、短期集中でするもの、という概念を、「ダイエットは長期的に行うもの。習慣を変えることがダイエット」という考え方に置き換えていただきたいと思います。

スリムな人の食生活や
生活習慣を真似しよう

 ダイエットで最も大切なのは習慣ですが、食事や栄養に関する知識や、痩せたいという意欲などもあるに越したことはありません。

 しかし、栄養や運動に関する詳しい知識はないのに痩せ体型をキープしている人、「太りたいのに太れない」という人ーあなたの周りにこんな人たちがいるはずです。そしてその人たちは、ほぼもれなく太らない生活習慣を好み、実践しています。

 あなたの周りのスリムな人をよく観察してみてください。どんなメニューを頼むのか、どんな食生活を好むのかを見てみましょう。

 たとえば、一緒にハンバーガー屋に行った場合、あなたがハンバーガーのお供にフライドポテトとコーラを頼むとき、スリムな人はハンバーガーのお供にサラダと野菜スープを頼んでいるなど、あなたと違うものを選択しているのではないでしょうか。

 太っている人もその原因のほとんどが習慣によるものです。

 テレビなどで、海外の肥満克服のドキュメンタリーを見かけますが、彼らはジャンクフードを大量に食べ、体が重いため1日の大半は座っているか、寝姿勢で過ごしています。

 このように、メディアで取り上げられるような人は極端なケースですが、ダイエットが必要な人の大半は、太る習慣が身についています。一卵性双生児の研究で、遺伝情報が寿命に関与するのは25%程度という調査結果もあります。

 たとえば、菓子パンやカップ麺のような超加工食品を日常的に食べていたり、休日は家でゴロゴロするか、車で出かけるのが定番だったり…。本人はそれが日常なので気づいていませんが、このようなライフスタイルでは、太るのは当然です。