在宅ワークスペースは
2箇所あると便利!

 まずは、在宅ワークをするスペースを確保しましょう。リビングダイニングの一角や別の個室など候補があると思いますが、仕事の内容により使い分けできるように2か所ほど場所を確保しておくとよいでしょう。

 普段は子どもの様子が見えるリビングダイニングを使い、オンライン会議などがある場合は集中できるように個室を使う、というように切り替えられるとベスト。その場合、必要なものだけを持って移動できるようにしておくことでスムーズに仕事に取り掛かれるようになりますよ。

 そして、次の3つのステップで片づく仕組みを作るといいでしょう。

1 仕事に必要なものだけを手元に残す

在宅ワークのスペースに雑多に物が広がっていると、視界に入るたびに気が散ってしまいます。また無意識のうちに集中力が下がり、作業効率も悪くなります。 まずは、デスク周りにあるものをすべて出して、「使用頻度の高いもの」だけにしていきましょう。それにより、本当に必要なものだけになります。

ワークスペースに必要なものの例
・パソコン・タブレット・スマホ
・充電器・コード類(必要なものだけを厳選) 
・手帳・ノート・筆記用具
・仕事に関係する書類(それ以外はデジタル化や別の場所へ)
・イヤホンやデスクライト

 個室でデスクがあれば、これらを使いやすい場所に配置していきます。仕事の内容によって場所を移動する場合は、これらを持ち運びできるバッグなどに入れておくとさらに便利になります。

2 収納は「ワンアクション」で取り込める仕組みに

 仕事中に必要なものを探す時間が多いと、作業効率が下がります。スムーズに仕事を進めるためにも、「ワンアクションで取り出せる収納」を取り入れましょう。

・デスクの引出しをゾーニング(文房具・充電器・書類などカテゴリーごとに収納を防ぐ)
・収納を意識する(書類はファイルスタンド、ノートPCはブックエンドで立てて収納)

 デスクの上には「毎日使うもの」だけを厳選して置き、その他は「すぐに取り出せる場所」に収納するのが理想です。

 最近は仕事に関するツールの持ち運びに使えるミーティングバッグもさまざまなタイプが市販されています。自分の使い方に合うものを見つけて自宅用にひとつ準備するのも良いですね。

3 環境を快適にする工夫も忘れずに

 在宅ワークでは、作業環境の快適さが生産性に直結します。ダイニングスペースで、ダイニングチェアに座ってノートパソコンで仕事をしていると姿勢が悪くなり肩や首、腰の負担になることもあります。

●椅子の見直し→ 長時間座っても疲れにくいものを選ぶ
●PCセッティングの見直し→ノートパソコン用のスタンドを使って見やすい位置にする、
新たに外部モニターを購入する
●照明の工夫→ デスクライトを追加し、目が疲れにくい環境に

 つい、自分のことは後回しになりがちですが、何事も健康な身体が資本! 自分への投資のつもりで最適なワークスペースにしていきましょう。