大型化して迫力がある!
しかし「モード」によっては…
そのスイッチ2だが、発売前の情報公開当初はサプライズが少ないと感じられた向きはありつつも、実機を眼の前にするとやはりかっこよく、2では本体が少し大きくなっていて迫力がある。ディスプレイ部分もスイッチ1が6.2インチ、大きめスイッチ1の有機ELモデルが7インチに対して、スイッチ2は7.9インチで、面積比でいうと1.6倍、一見してひとまわり大きくなったのがわかるサイズ感になっている。
ただ大きくなったから良いのかというと、そう単純な話でもない。これにはスイッチの可変的な遊ばれ方が関係している。スイッチは以下3つのモードがある。
TVモード:テレビ画面に映してプレイ(本体のディスプレイは使わない)。
携帯モード:コントローラーを含めて本体を持って遊ぶ。従来の携帯ゲーム機のイメージ。
テーブルモード:本体ディスプレイ部だけをテーブルに置いてコントローラーを外して遊ぶ。画面がTVより小さい代わりに接続などの面倒がない。
自宅で据え置き機でじっくり遊ぶ人はTVモードで、私などはもっぱらこれである。一方小学生が公園やフードコートでスイッチを持ち寄ってやっているのは携帯モードで、テーブルモードはどこかでパーティーっぽく気軽に遊ぶのに向いているが、スプラトゥーンなどのガチガチシューターゲームでも、「これに慣れているから」といって選ばれることは意外に多い。
ディスプレイ部分の巨大化はTVモードには関係なく、テーブルモードには恩恵がある。携帯モードには良し悪しで、大きくなった分見やすくはなるが重さが増すので手指が疲れやすくなる。
重さで比較すると初代スイッチが398グラム(コントローラー込)、スイッチ2が534グラム(同)である。他の主要な携帯ゲーム機と比べると3DSシリーズが253~329グラム、PS Vitaシリーズが219~279グラムだから、スイッチ2なんかは相当重いのが伝わるであろう。