相沢光一
第38回
Jリーグでは規約により11月末までに次年度の契約通知を行わなくてはならず、シーズン最終戦の前に「戦力外通知」を受ける選手がいる。クビ宣告された選手は、その後の大事なゲームでベストを尽くせるのだろうか?

第37回
ひと昔前までスポーツファンは12月第1日曜日を心待ちにしていた。それは大学ラグビー早明戦。当時は早稲田と明治の実力が抜きん出ており、対抗戦は両校が全勝で早明戦を迎えるのが当たり前。加えて「重量フォワードを主体としたタテ突破の明治」「バックスによるヨコ展開の早稲田」という対照的なチームカラーを持ち、タイプが異なる両雄の激突に人々は熱狂したのである。 ところが今は違う。伝統の一戦と言われながらも盛り上がりに欠け、人気は低迷。その原因はこの「2強対決の構図」が崩れたことにある。大きいのは明治が弱くなったことだ。1998年以来、9年間優勝から遠ざかっている。 人気の低迷は早明戦をはじめとする大学ラグビーに限ったことではない。日本ラグビー界全体が輝きを失っているといえる。

第36回
「2人の目標が変わってしまった」とペア解消を発表したオグシオ。とくに潮田を見ていて感じたのはトップ選手につきものの「疲労感」。体よりも“心”の疲労感が、選手の去就を大きく左右するのではないだろうか。

第35回
日本サッカー協会・犬飼基昭会長が激怒する出来事が起きた。11月5日に行なわれた天皇杯4回戦に大分と千葉が、直近のリーグ戦の出場メンバーから選手を大幅変更(大分は10人、千葉は7人)して臨み、敗退したのである。メンバーを変更したのは、主力選手を休ませ、リーグ戦に温存するため。これが犬飼会長には「天皇杯軽視」と映った。「日本で一番権威のある大会に、そのような態度で臨むなら、来年から出場しなくてもいいということ」と、“出場権のはく奪”まで示唆したのである。しかしこの「天皇杯軽視」の流れは、Jリーグの過密日程が招いたともいえる。

第33回
第2回WBC日本代表監督に星野仙一氏が就任する可能性が高くなってきたという。それを明かしたのは「WBC体制検討会議」に出席した楽天の野村監督。「出来レースなんじゃないの」と冷めた口調で語ったそうだ。

第32回
巨人が大逆転優勝を果たしたものの、盛り上がりが今ひとつのプロ野球。リーグも球団も人気低迷の打開策を色々と打ち出してはいる。だが、そうした対応策を取るだけでなく、もっと本質的な部分、「試合は入場料や時間を費やして観る価値のあるものか」、「選手は見る者に満足を与えているか」を問い直してみる必要があるのではないだろうか。筆者がいま最も気になっているのは、ファンと選手との「温度差」である。

第31回
日本プロ野球界を震撼させた「田沢問題」。ドラフト制度の根幹にも係わるこの問題は、選手の「職業選択の自由」という問題を突きつけた。プロ野球界はアマから直接メジャーへという流れを食い止めるのに必死だ。危機感を募らせたプロ野球界は9月26日のプロ・アマ連絡会で、アマチュア野球界に対し、今後このようなことが起こらないようにするための要望を出した。選手をプロに送り出す側であるアマチュア球界に、規制を作ってほしいというわけだ。

第29回
北京五輪を通じて気になったのは、選手の「引退」に関する報道が過熱していたことだ。北島康介をはじめ多くの選手が「引退か!?」と大きく報道された。選手本人がはっきりと明言していないにも関わらず、である。

第28回
ロシア人力士による大麻汚染騒動で揺れた日本相撲協会。ようやく北の湖理事長の辞任、2力士の解雇という結論を導き出した。しかし、この間の協会の対応は、世間の常識からかけ離れているというしかない。

第27回
日本テレビがナイター巨人戦中継で妙なことを始めた。野球豆知識を出題する「野球クイズ」を画面下に流し始めたのである。私も最初は得意気に答えていたが、気づくと肝心のプレーを見逃していたのだ。

第26回
日本選手が獲得したメダルは金9・銀6・銅10の計25個。アテネ大会の37個には遠く及ばないし、大会前に福田選手団長が掲げた目標にも達しなかった。が、思ったほど、国内に失望感はあまりないように感じる。

第25回
北京五輪のネット速報にある投稿欄。そこで目につくのは「情けない」「もう帰ってこなくていい」等、惨敗した選手に対する酷評だ。一方で選手を擁護する投稿も多くあり、そこで激しいバトルが繰り広げられている。

第24回
日本人がオリンピックを見る最大の動機は、日本選手のメダル獲得の期待からだ。その情報の元となるのはマスコミの「メダル予想」。しかしその「メダル予想」は全面的には信用しない方がいい。

第23回
夏の高校野球・選手権大会の代表校が出揃った。ところで各地区の代表校が決まっていく過程で感じたのが、そのチームが私立高校か公立高校かをファンが気にする傾向が強くなっていることだ。

第22回
サッカー界のトップに君臨し続けた川淵三郎氏に代わり、元浦和レッズ社長の犬飼基昭氏が日本サッカー協会の新会長に就任。元ビジネスマンらしい広い視野を活かし、サッカー界に新たな風を吹かせようとしている。

第21回
米国の大手会計事務所PwCが北京五輪の国別メダル獲得予想を行なった。それによると日本は6位の34個。だがこの予想はかなり甘め。関係者の間でも「アテネの37個は出来すぎだった」という声が根強くある。

第20回
3大会連続W杯出場でアジアの強豪国に数えられるまでになった日本。9月からの最終予選を控え、いつも課題になるのは「決定力不足」。その原因は、日本特有のボールゲームに対する考え方にある、と私は考える。

第19回
どのスポーツにも熱狂的なファンはいるもの。しかし近年、それがエスカレートし、暴動にまで至るケースも起きている。欧州の「フーリガン」ほどではないが、日本でも過激化するファンの姿が見られる。

第18回
故障選手続出で最終メンバーが決まらない星野ジャパン。新たな大会規定により、日本の大手1社のバットが使えない事態も。さらには警備上の理由で宿泊予定のホテルまで変更させられ、まさに受難続きである。

第17回
“北京の次の次”の大会である『2016年夏季オリンピック』。その開催地第1次選考で意外にもトップ通過を果たした東京都。しかしその影には「世論の支持」が低いという大きな弱点を抱えている。
