
松井雅博
参議院本会議で安保法制が可決成立された。この法律ができたことで、何が変わるのか。そして、今回の法案審議の何が問題だったのだろうか。参議院ではどんな議論を展開したのか。参議院の存在意義とは何なのか。今回の安保法制をめぐる国会運営を観察する中で、この国の形について考察したい。

参議院本会議で安保法制が可決成立された。この法律ができたことで、何が変わるのか。そして、今回の法案審議の何が問題だったのだろうか。参議院ではどんな議論を展開したのか。参議院の存在意義とは何なのか。今回の安保法制をめぐる国会運営を観察する中で、この国の形について考察したい。

橋下徹大阪市長が維新の党を離党し新党を作る見通しだ。政界再編の台風の目の一角と目された維新の党が分裂した今、果たして日本に二大政党は根づくのだろうか。今後、自民党に拮抗し得る野党勢力は生まれるのか。そもそも、なぜ橋下徹市長は今「おおさか維新の会(仮)」を創ろうとしているのか。

橋下徹大阪市長が維新の党を離党し新党を作る見通しだ。政界再編の台風の目の一角と目された維新の党が分裂した今、果たして日本に二大政党は根づくのだろうか。今後、自民党に拮抗し得る野党勢力は生まれるのか。そもそも、なぜ橋下徹市長は今「おおさか維新の会(仮)」を創ろうとしているのか。

第11回
戦後70年談話を巡る議論が一段落を迎えると、再び日本国民の注目は参院での安保法案審議に集中する。安倍総理が70年談話で表明した「二度と戦争を起こさないため」という決意に新しい安保法制は本当に有効なのだろうか。過去の歴史を振り返りながら、この機に日本人が考えるべき「戦争からの学び」を考察したい。

第11回
戦後70年談話を巡る議論が一段落を迎えると、再び日本国民の注目は参院での安保法案審議に集中する。安倍総理が70年談話で表明した「二度と戦争を起こさないため」という決意に新しい安保法制は本当に有効なのだろうか。過去の歴史を振り返りながら、この機に日本人が考えるべき「戦争からの学び」を考察したい。

7月28日、選挙区の定数を「10増10減」する改正公職選挙法が、成立した。目的は参議院の「一票の格差」を是正するものだが、果たしてより民意は反映されるようになるのだろうか。「10増10減」の本質的な意味を考察すると、背景には永田町の思惑が見え隠れする。

7月16日、衆議院本会議で安保法制が可決された。安倍総理が「違憲」と言われつつも強行に採決したのはなぜか。「憲法」とはいったい何なのか。今回の「強行」採決劇の背景に見え隠れする、日本の民主主義の危機的状況を読み解く。

国民が選挙に行ける年齢を18歳に引き下げる公職選挙法改正案が成立した。自らが立候補する被選挙権は、選挙権と対をなす重要な権利であるものの、若者がその権利を行使するケースは極めて少ない。彼らの政界入りを阻んでいる「参入障壁」とは何なのか?

国民が選挙に行ける年齢を18歳に引き下げる公職選挙法改正案が成立した。自らが立候補する被選挙権は、選挙権と対をなす重要な権利であるものの、若者がその権利を行使するケースは極めて少ない。彼らの政界入りを阻んでいる「参入障壁」とは何なのか?

国民が選挙に行ける年齢を18歳に引き下げる、公職選挙法改正案が成立した。実に戦後初となる選挙制度の大改革だ。世間では、若者に政治の判断能力があるのかという不安も根強い。「18歳選挙権」の可能性と限界を、筆者なりの視点で分析しよう。

国民が選挙に行ける年齢を18歳に引き下げる、公職選挙法改正案が成立した。実に戦後初となる選挙制度の大改革だ。世間では、若者に政治の判断能力があるのかという不安も根強い。「18歳選挙権」実現の可能性と限界を、筆者なりの視点で分析しよう。

先月の住民投票で大阪都構想は否決された。これを受け、都構想を提唱してきた橋下徹氏は政治家引退を表明し、その去就に注目が集まっている。しかし、もう一度考えたい。都構想はあの住民投票で終わったのか。橋下氏の使命は本当に終わったのだろうか。

先月の住民投票で大阪都構想は否決された。これを受け、都構想を提唱してきた橋下徹氏は政治家引退を表明し、その去就に注目が集まっている。しかし、もう一度考えたい。都構想はあの住民投票で終わったのか。橋下氏の使命は本当に終わったのだろうか。

過去に例を見ない盛り上がりを見せた「大阪都構想」の住民投票は、反対票が賛成票をわずかに上回り、否決された。この結果は、我々にどんな教訓を示しているのか。橋下徹大阪市長と維新の会の行方はどうなるのか。都構想の意義を総決算する。

過去に例を見ない盛り上がりを見せた「大阪都構想」の住民投票は、反対票が賛成票をわずかに上回り、否決された。この結果は、我々にどんな教訓を示しているのか。橋下徹大阪市長と維新の会の行方はどうなるのか。都構想の意義を総決算する。

いよいよ統一地方選挙の時期に突入する。だが日本では、地方選挙への関心が薄れて久しい。本来地方選挙は、我々にとて生活に直結する重要なイベントだ。注目すべき選挙区はどこか。筆者は日本の「激闘選挙区」の裏側を取材した。

いよいよ統一地方選挙の時期に突入する。だが日本では、地方選挙への関心が薄れて久しい。本来地方選挙は、我々にとて生活に直結する重要なイベントだ。注目すべき選挙区はどこか。筆者は日本の「激闘選挙区」の裏側を取材した。

国の補助金対象になっている企業から寄附を受けていたかどうかをめぐり、安倍首相をはじめ違法性を指摘される重要閣僚が続出している。いったいどこに問題があるのか。「政治とカネ」の背景に横たわる闇を、一般読者にわかり易く解説する。
