榎本博明
「まさかうちの子が…」子どもが不登校になったとき、親が「最初の3日」でやるべき最も大事なこと
我が子が不登校になったとき、「まさかうちの子が、なぜ?」と思う親は多い。そのため、いざ問題が起きたときに適切な処置がとれないケースも見られるという。不登校児を「そっとしておく」ことは一見正しそうな対応に見えるが、実はさらなる事態の悪化を招いてしまうのだ。不登校を長期化させないためには、最初の1週間での「初期対応」が重要となる。本稿は、榎本博明『学校 行きたくない 不登校とどう向き合うか』(平凡社)の一部を抜粋・編集したものです。

厳しいことを言うと、すぐに傷ついた、ハラスメントだとみなされてしまうので、不適切な言い訳にも穏やかに対応するしかない。こんな時代ゆえに、やたら言い訳をする部下がいて困るという管理職の声をよく耳にする。だが、そうした「言い訳」を注意深く聞いてみると、その部下が伸びていく可能性が高いかどうかが分かるのだ。そのポイントをお伝えするので、部下の言葉に注意して耳を傾けてみてほしい。

「学校に無理して行かなくてもいいよ」→親に不登校を放置された子どもの行く末は?
「嫌だったら無理して学校に行かなくてよい」と考える大人が増えている。しかし、不登校児の中には、実は登校を望んでいる子どもや、登校しなかったことを後悔している子どもも多いのだという。不登校状態を安易に放置することで、成人後の引きこもり問題にもつながるなど、かなり深刻な問題を引き起こすおそれもある。本稿は榎本博明『学校 行きたくない 不登校とどう向き合うか』(平凡社)の一部を抜粋・編集したものです。

「成功する子ども」と「落ちこぼれる子ども」を見抜くたった1つの質問とは?
厳しい指導をすべて虐待とみなすモンスターペアレンツに萎縮するあまり、現代の学校現場では、子どもへ適切な教育ができなくなってきている。しかし、そうした配慮をしすぎた教育では、子供の自己コントロール力が育たず、大人になってからの不健康、低収入、犯罪リスクが高まるという。子どもの忍耐力や協調性を育てるためには、どのような教育環境が望ましいのか。本稿は榎本博明『学校 行きたくない 不登校とどう向き合うか』(平凡社)の一部を抜粋・編集したものです。

「どうせダメ社員ですよ…」「やる気を出せって言われても…」どんな職場にも、モチベーションが低く、やる気がない人というのがいるものだ。こうした人に対して「頑張れ!」「やる気を出せ!」と説教したところで、ほとんど手応えがない……という経験をしたことがある人もいるのではないか。こうしたときに試してほしい、特に日本人には効果的な方法がある。

社員同士は仲が良く、職場の雰囲気は悪くない。しかしどうもみんなのモチベーションが上がらず、沈滞ムードが漂う。なんとか職場を活気づけることができないか……それは、多くの管理職や経営者が願うことでしょう。今回は、活気のある職場づくりのコツを、仕事のやりがい設計という視点から考えてみます。

「この先、今ある仕事の多くがAIに取って代わられる」とよく言われるが、そうなると今後人々に求められるのは「絶えざる仕事力の向上」である。そのためには、ただがむしゃらに仕事を頑張ればいいというわけではない。仕事力の向上に必須な基礎能力には大きく3つあると考えている。これまで、メタ認知能力(https://diamond.jp/articles/-/345141)、認知能力(https://diamond.jp/articles/-/346732)、について取り上げてきたので、今回は残る一つ「非認知能力」について解説したい。

社会人として働いている人であれば、「もっと仕事ができるようになりたい」と思ったことがあるだろう。また、部下を指導していて「もっと仕事ができるようになってほしい」と願うケースもあるのではないか。仕事ができるようになるためには、ただがむしゃらにやればいいというものではない。仕事力の向上に必須の能力には、メタ認知能力、認知能力、非認知能力の三つが大きいと私は考える。今回は、その一つであるメタ認知能力について考えてみたい。

この先、今ある仕事の多くがAIに取って代わられるとされるが、そこで求められるのが絶えざる仕事力の向上である。仕事力を向上させたいというのは、だれもが思うことのはずだが、ただがむしゃらに仕事に向き合えばいいというわけではない。仕事力の向上に必須の能力には、メタ認知能力、認知能力、非認知能力の三つが大きいと私は考える。今回は、その一つであるメタ認知能力について考えてみたい。

「仕事ができなくてすみません」謝るだけで努力しない部下への“正しい接し方”とは?
会社や組織で一緒に働く以上、若手や途中入社の人には適宜フィートバックや指導をし、早く仕事ができるようになってくれないと困るものだ。しかし最近の若者は、親や教師から厳しく怒られることがほとんどなく、ほめられて育ち大人になった人が多い。仕事ができないからといって、自分が若かったころのようにキツく言うのもはばかられる……という悩みを抱える管理職は多い。仕事ができない部下に手を焼く上司は、こうした人たちに対し、どのように接したらいいのだろうか。

コミュ力が低くて言い方がキツい、すぐに「マニュアルが欲しい」という人は何を考えているのか
「人とのコミュニケーションが苦手」という若者が増えている。しかし仕事においては、人との関わりを避けてばかりはいられない。特に、顧客対応など社外の人と接する社員が、相手の立場を配慮せず、キツい態度や物言いをしていては、会社として大きな問題になりかねない。注意をすると「言い方に気を付けろと言われても、どう言っていいかが分からない。マニュアルをください」という若手に対し、どのように指導したらいいのだろうか。

「定年後、何しようか不安…」→朝ドラ「らんまん」主人公の生き様がヒントになる
長寿化や年金基金の逼迫などを背景に、定年年齢の延長や再雇用の促進により70歳までは働ける社会にしようといった動きがあり、さらには定年廃止の議論もみられるようになった。実際、60歳あるいは65歳になったからといって、急に仕事能力が衰えるわけではない。では、これからの60代以上はどのようにすべきなのだろうか。

注意や叱責をされるとがっくりと落ち込んでしまう若手をどう指導したらいい?
最近の若者は、親や教師から厳しく怒られることがほとんどなく、ほめられて育ち大人になった人が多い。こうした人たちはどうしても打たれ弱く、注意や叱責をされるとがっくりと落ち込んでしまい、ネガティブな気持ちに耐えられなくなりやすい。うっかりするとそのまま会社に来なくなったり、退職してしまったり……というケースもある。こうした人たちに対し、どのように接したらいいのだろうか。

なぜ仕事ができない人に限って「オレは仕事ができる!」と自信満々なのか
あなたの職場には、仕事ができずに周りに迷惑をかけているのに、本人は仕事ができるつもりでいる、困った人がいないだろうか。周りから見るとどう見ても力不足なのに、本人は自信満々……なぜ、仕事や勉強ができない人に限って「自分はできる!」と自己評価が必要以上に高いのだろうか?これには心理学的な裏付けがある。

「何を言いたいのかわからない人」の頭の中はこうなっている
あなたの周囲に、要領を得ない話し方をするため、職場の人たちを苛立たせる人はいませんか?本人は必死にまくしたてているけれども、感情的な上に、話が回りくどくて結局何を言いたいのか分からないし、トラブルも起こしがち。職場にこういう人がいる場合、どのように接したら事態が好転するのでしょうか。

「定年後、何しよう?」と悩む人に読んでほしい「葛飾北斎の人生」
生涯発達の時代と言われる今日、かつてのように中年期以降は衰えていく時期ととらえるのでなく、定年後の60代以降も人は発達し続けるとみなすようになった。それに呼応するかのように、60歳とか65歳といった年齢にとらわれずに、生涯にわたって仕事を続けていこうという人も出てきている。そのモデルとして参考になるのが、今も圧倒的な人気を誇る葛飾北斎の生き方である。

「定年後どうしよう?」と悩む人に朗報!“伊能忠敬の偉業”は隠居後の勉強から始まった
定年が近付いてきて、あるいは定年後の生活に突入して「どう過ごそう」「何をしよう」と戸惑っている人は、改めて「自分が本当にやりたいこと」に向き合ってみることをおすすめする。そんなものはない、考えても仕方がない、という人に、ある偉人の人生を紹介したい。その人物とは、江戸時代、日本地図をつくったことで知られる伊能忠敬(いのう・ただたか)だ。

定年後の趣味が見つからない…焦って「趣味偽装」に走る人が見落としていること
数年後に迫る定年を意識する年齢になると、定年後はどうやって過ごそうかと、あれこれ思いをめぐらすようになる。その際、何をやろうかとワクワク感に浸る人よりも、何をしたらいいんだろうと悩んでしまう人の方が多いようだ。そんな人たちの心の内を覗いてみよう。何かヒントが見つかるかもしれない。

定年後「仕事ができる人」ほど途方に暮れるワケ…心理学博士が幸せな老後の過ごし方を提案
長年勤めてきた会社生活から引退するとなると、誰でも感傷的な気分になりがちだ。通う場がなくなることに戸惑いを感じる人も少なくないだろう。しかし、毎日職場に通わなければならなかったこれまでの人生で、「いつか自由な身になりたい」と思うこともあったのではないか。それが現実になるのである。手に入る自由をどう楽しむか、そんな前向きの気持ちで、定年後の過ごし方を考えておくべきではないだろうか。

「本を読む子は頭がいい」「家にたくさん本がある子は頭がいい」は本当?
「読書好きな子どもは学校の成績もいい」とはよく言われることだが、そもそもなぜ、読書をすることが成績向上につながるのだろうか。また、「本は読んでいないけど、毎日チャットやSNSでスマホの文字をたくさん読んでいる」という人は多いが、スマホでたくさんの文字を読むことは、読書の代替にはならないという。それはなぜなのだろうか?
