野村聖子
#12
外出自粛やテレワークなど、ライフスタイルの大変革を余儀なくされたコロナ禍にあって、当然人々の消費行動も大きく変容し、すでに日常となりつつある。「草食系男子」などの名付け親として知られる、世代・トレンド評論家の牛窪恵氏に、コロナ後の世界で、各企業が消費者に選ばれ続けるための処方箋を聞いた。

#5
近年の医学部受験人気は、「医者は絶対に食いっぱぐれることはない」安定した高給取りである点がけん引してきた。しかし、コロナ禍によって、医者も貧することが露呈。セレブ志向の開業医が没落した。

#2
日本は世界一病院が多い「病院大国」であるが故、病院は医者を集めるのに骨を折る。稼ぎ頭である医者を確保できなければ、病院に未来はない。とりわけ中小病院は医者を集めにくい。そこで、ついには医者を獲得する奇策が飛び出した。

#1
1980年代から現在までで、医学部の偏差値は急上昇した。一番低い大学の偏差値40台が、60前後まで上昇したのだ。過熱する医学部人気は、本当に医療界のためになっているのか。高久玲音・一橋大学国際・公共政策大学院准教授が医学部受験の問題点を紐解きながら、医師の構造問題を解き明かす。

#13
小池百合子・東京都知事が7月の知事当選時にぶち上げた「東京版CDC(疾病対策センター)構想」。国と東京都がコロナ対策の責任をなすり付け合う泥仕合の末に生まれた東京版CDC構想に現実味はあるのか。徹底検証する。

#5
東京女子医科大学病院の看護師大量退職問題は、コロナによる医療機関の経営難の象徴だ。大学病院の危機は今に始まったことではないが、コロナを機にさらに悪化することが予想され、「白い巨塔」崩壊の足音は近づいている。

#2
日本にコロナによる死亡者が少ない何らかの理由「ファクターX」。その正体については、にわか専門家たちも次々参戦し、諸説が入り乱れている。「ファクターX」と推測されている諸説の信頼度を検証する。

#1
75人もの感染者を出した、東京都新宿区の劇場クラスター(集団感染)。“コロナに感染していない”とする「陰性証明」を免罪符に必要な感染対策を怠っていたことが分かってきたが、その背後では、コロナ禍で困窮する人々を餌食にしようとする輩が暗躍していた。

#12
4カ月ぶりに宝塚歌劇が再開。当分の間はコアなファンで、連日満員になるだろう。しかし、男女間の濃密な芝居や、きらびやかな衣装の出演者たちが所狭しと舞台に居並ぶ華やかなレビューが醍醐味であるにもかかわらず、感染対策により“密”を回避した宝塚の“ニューノーマル”は、ファンの心を満足させることができるのか。

#7
生き物を扱う動物園と水族館は、休業中も経費を削れない。公立なら赤字を自治体が補填するが、自治体への依存度が高まると、経費削減の圧力がかかり、動物を取り巻く環境が悪化する恐れも。密対策による入場料収入減を何で補うか。そのヒントを探る。

#12
新型コロナウイルス肺炎治療の“最後の砦”として活躍した「ECMO」。これまで欧米に後れを取っていたが、今回のコロナ禍で格段に進歩を遂げたという。ECMO治療の実力、そして第2波、第3波に備える上での課題とは。

#10
近年破竹の勢いだったフリーランス医師が消沈、斜陽と思われていた診療科が息を吹き返す――。コロナ禍はこれまであった診療科の序列を変え、さらに医師のキャリアパス選択にも影響を及ぼしそうだ。コロナ後の現場の新序列を予想する。

#8
SNSで発信する医者による本音ぶちまけトーク、覆面座談会の第2弾。かつては高年収でステータスもあった医者という職業だが、もはや夢の稼業ではなくなり、コスパの悪い職業となった。しかもコロナにより、さらに状況は悪化しそうだという。

#7
SNSで発信する医者が増え、そこでは一般メディアでは決して報道されない本音が今日も飛び交う。そんな彼ら彼女らが、医者の行く末について身内への忖度なしに語り尽くす。本音ぶちまけトークを、2回にわたってお届けする。

#6
医師起業家の先駆者といわれる、ヘルステック(医療IT)企業メドピアの石見陽社長は「コロナ禍により医療分野でのテックの普及は5年ほど早まった」と言う。先駆者が見据える、医師の未来像を聞いた。

#5
20年後の未来に、医者という職業はこれまでと同様、世の中に必要とされているのだろうか。医師限定の会員制コミュニティーサイトを運営するメドピアの協力を得て、医師3300人にこれから求められる医師、淘汰される医師、生活への不安などを大調査した。意外な結果とは。

#3
「高収入で社会的地位が高い。どんな不況にも強く、決して食いっぱぐれることはない」。そんな医師免許の神話がコロナで崩壊の危機にある。医療関係者や家族への差別、常態化する時間外労働、そして「失業の危機にひんした医師の増加」――。「最強資格」に一体何が起こっているのか。

昨年末、世界を駆け巡った中国における「世界初のゲノム編集ベビー誕生」のニュース。光と闇を内包する“神の技術”がもたらす人類の未来とは――。『週刊ダイヤモンド』3月30日号の第2特集の拡大版として、日本のゲノム編集研究をリードする2人のキーパーソンのインタビューをお届けする。

消費税引き上げは、10%と切りがいい数字なので、やはり、これまでと比べて“値上がり感”は大きい。価格表示の方法にもよりますが、多少冷え込むのはやむを得ないでしょうね。

第136回
ボールペンなのに、付属の専用ラバーでこすると、気持ちが良いほど消える。その上、消しカスも出ない──。俗に“消せるボールペン”と呼ばれている「フリクションボール」。専用ラバーに何か仕掛けがあるのかと思いきや、その秘密はインクにある。
