2024.4.25 ヤマトや佐川が本当に恐れる物流「2030年問題」とは?“繁盛貧乏”から脱出する真の解決策 4月からドライバーの労働時間が規制され、いわゆる「2024年問題」の渦中にある物流業界。「宅配便」シェアトップ2のヤマト運輸と佐川急便にとっても、他人事ではありません。しかし、本当に2社が見据えるのはその先の2030年。さらに深刻な労働人口…
2023.12.26 「チョコザップ」開業1年半で会員100万人突破!赤字30億円超でも“爆速拡大”にこだわるワケ 会員数日本一のフィットネスジム爆誕――。開業から約1年で業界勢力図を塗り替えたRIZAPの新業態「chocoZAP(チョコザップ)」。その特徴は、これまでの常識を覆すアイデアと実行スピードの速さ、まさに「ブリッツスケーリング(電撃的成長)」です…
2023.7.31 アップル「Vision Pro」、技術と市場をつなぐ“したたか戦略”をフレームワークで解説 3499ドル(約50万円)という価格で注目を集めたApple初のゴーグル型端末「Vision Pro」。発表から一カ月も経たないうちに、今度は『Financial Times』が同社の初年度台数の減産予想を報じました。しかし、株価は依然として高値圏にあり、時価総額は…
2023.5.12 メルカリ、「フリマアプリの壁」を自ら打ち破った成長戦略を徹底分析 フリマアプリの先駆者「メルカリ」は、22年6月期の流通総額は業界トップの8900億円超に達しました。10周年を迎えた「正念場」となる2023年、同社は期待通りの成長を維持できるでしょうか。
2022.12.23 カゴメが「トマトの会社」脱却を宣言する理由、ブランド刷新に隠れた戦略 創業123年のカゴメは、2025年までに“トマトの会社”を脱却し、“野菜の会社”になると表明しました。なぜ、自社の強みである“トマト”から脱却するのでしょうか。実は近年、企業ブランドの刷新が相次いでいます。その裏にある戦略を探ってみまし…
2022.8.27 キリンとアサヒが海外M&Aで明暗、「海外戦略の盲点」を見抜くフレームワークで分析 ビール大手のキリンホールディングス(HD)とアサヒグループホールディングス。同業界の2社ですが、海外のM&Aはキリンがシェア低迷や政治リスクによる撤退、アサヒがコロナ禍も堅調と明暗が分かれています。2社の成否を分けた「グローバル化の盲点…
2022.6.30 Netflixが10年ぶりの会員減、露呈した「イノベーションのジレンマ」の正体 4月下旬、株式市場に衝撃が走りました。飛ぶ鳥を落とす勢いで成長を続けた米配信大手ネットフリックスが、約10年ぶりとなる加入者数の減少を発表したのです。ネットフリックスといえば、自らが仕掛けたDVDレンタル事業を破壊し、ストリーミング配信…
2022.4.30 セブン&アイがそごう・西武売却へ、教科書的な“選択と集中”に潜む「2つの死角」 流通大手のセブン&アイ・ホールディングスが、傘下の百貨店「そごう・西武」の売却に動き出しました。教科書的には、コロナ禍で不振が続く百貨店事業から撤退し、成長余力のある事業へ経営資源を振り向ける、“選択と集中”という言葉が浮かびます…
2022.3.30 航空業界が「コロナ前には戻れない」2つの要因、乗り越えるための戦略とは? コロナ禍3年目に突入した現在も深刻な業績不振に見舞われている航空業界。こうした危機的状況を幾度か経験しながらも、かつてはグローバル化の波に乗って需要を回復させていました。しかし今回は、コロナ後のビジネスのあり方を再考しなければなら…
2022.1.7 原材料高騰が「安いニッポン」を直撃、企業が生き残るための付加価値戦略 街も気持ちも華やぐ年末年始に水を差したクリスマスケーキやおせち料理などの相次ぐ値上げ……。原因は、世界的な原油高や生産財の需要急増による原材料費の高騰です。こうした傾向の長期化は、消費財を扱う企業の業績悪化を招きかねません。企業は…
2021.10.8 任天堂が絶好調の今、あえて“驚きのない”新型Switchを発売する3つの勝機 コロナ禍の巣ごもり需要拡大を追い風に、21年3月期には過去最高益を記録した任天堂。同社のビジネスをけん引しているのが、家庭用ゲーム機「Switch」です。「あつまれ どうぶつの森」など関連ソフトも好調な業績を支えています。こうした中、任天堂…
2021.9.25 キオクシア上場延期から1年、今後のリスクを4つの視点で解説 半導体メモリー大手のキオクシアホールディングス(旧東芝メモリホールディングス)は、昨年見送った新規株式公開(IPO)を年内に実行する方向で調整中だ。米中分断による経済安全保障上の不安定さやパソコン関連の巣ごもり特需が一段落と見る向き…
2021.8.28 エムスリーが医療業界で圧倒的な地位を確立できた理由、「4つの箱」で解説 医療従事者専用サイト「m3.com」を運営するエムスリー。創業以来、右肩上がりに売り上げを伸ばし、2021年3月期には11期連続で純利益過去最高を更新した。同社はなぜ、たゆむことなく成長を維持できるのか。ビジネスモデルの「四つの箱」からその秘…
2021.7.31 富士フイルムHD、コロナ禍最高益の背景にあるフィルム事業「消滅危機」の経験 6月下旬、約20年にわたり、富士フイルムホールディングス(HD)の経営を担った古森重隆氏が、会長兼最高経営責任者(CEO)の座を退きました。本業の写真フィルム事業消失の危機に直面しながらも、高機能材料、グラフィック・印刷、ヘルスケアなどの…