吉川賢一
「日本型ライドシェア」がついに解禁されました。特定の条件を満たしたドライバーは、自家用車を使って乗客を送迎し、対価を受け取ることができます。このビジネスは、社会人の副業として「アリ」なのでしょうか。自動車ジャーナリストが徹底考察します。

東名高速道路の「大和トンネル」(神奈川県大和市)は、渋滞が発生しやすい“名所”として知られます。渋滞を解消するための「救世主」として、側道を走行できる「付加車線」が整備されたものの、効果を発揮したとは言えません。その残念な理由を、自動車ジャーナリストが徹底考察します。

クルマの運転が趣味という人でも、愛車の洗車や整備は「疲れているから、また今度…」などと、ついつい後回しにしがちです。ですが、これらを怠ると、思わぬ故障や事故を招くのは言うまでもありません。今のような季節の変わり目は、メンテナンスに最適なタイミングであり、ぜひやるべきです。洗車せずに放っておくと、クルマの表面に“ネバネバ成分”が付着することも――。

高速道路でのルール違反・マナー違反は、単に周囲を不快にさせるだけでなく、重大な事故につながるため「知らなかった」では済まされません。そこで今回は、運転に不慣れな人・苦手な人がやってしまいがちな「高速道路でのルール・マナー違反」を4つご紹介します。

クルマのブレーキの踏み方について、多くの教習所では「カカトをフロアから離しましょう」と教わります。一方で「カカトを付けるべきだ」という意見もあり、見解が分かれています。なぜ教習所は「カカトを浮かせなさい」と伝えているのでしょうか。また、ベストなブレーキングの方法はどちらなのでしょうか。自動車ジャーナリストが徹底考察します。

昨今のクルマは、多少メンテナンスを怠ったり、雑な操作を行ったりしても、特に壊れる様子は見受けられません。しかしその裏側で、クルマへのダメージは確実に蓄積されています。ダメージが長年積み重なると、思わぬ故障につながることもあります。普段の何気ない操作や運転も、クルマにとっては“辛いこと”かもしれません。そこで今回は、オーナーが知らないうちにクルマを傷つけてしまう「NG行為」を四つご紹介します。これらの行為がクルマの状態を悪化させ、中古車として売却する際の「買取価格低下」につながる恐れもあります。

あおり運転は決して許されないものです。ですが、あおり運転を「される側」の運転操作が周囲の迷惑となり、それがきっかけでトラブルに発展する場合があるのも事実です。そうした被害に遭う人を減らすためにも、運転中のドライバーが「悪気なく」やりがちな迷惑行為を3つ紹介します。

あおり運転の標的にされたときは、「逃げるが勝ち」。YouTubeには、あおられたドライバーがクルマを降りて相手を返り討ちにする動画などがアップされていますが、一般人はくれぐれも真に受けず冷静に対処しましょう。今回は、あおられたときにトラブルに巻き込まれないための“意外な奥の手”を紹介します。

運転に不慣れな人や魅力を感じられない人も、「お気に入りのクルマ」を手に入れれば移動が楽しくなるはず。可能であるならば、憧れの輸入車をあえて購入し、相棒と一緒に運転スキルを伸ばすという選択肢も有効です。さらに、輸入車(特に高級モデル)に乗ると「あおられにくくなる」などのメリットもあります。そこで今回は、初心者がいきなり“外車デビュー”する場合の注意点やおすすめ車種を真剣に考察します。

もうすぐ新生活の季節。転勤などで生活環境が変わり、慣れない運転が必須になる人もいるでしょう。そこで、自動車メーカーで開発エンジニアを務めた経験を持つ筆者が「自宅でできる運転練習法」を3つお伝えします。中には「家の中を走り回るだけ」で運転技術が伸びる裏ワザも…。これらに加えて、「レーシングゲームで運転が上達する説」の真偽にも斬り込みます。

「運転しないからゴールド免許」のペーパードライバーを卒業する人に伝えたい安全運転のコツ
「ゴールド免許」を持っている人の全員が、日ごろから安全運転を実践しているわけではありません。中には、単に「運転をしていない」というだけで、ゴールド免許を交付されている人も多くいます。その制度の是非はさておき、そうした人たちが久しぶりに路上に繰り出した際に経験不足を露呈して事故を起こさないためのコツを前・後編で解説します(本記事は前編)。

ペーパードライバー講習の先生に聞く「運転は3年ぶり以上」な人に教える大切なこと
ペーパードライバーが久しぶりに路上に繰り出したときに、経験不足を露呈して事故を起こさないためのコツを解説する本企画(本稿は前・後編の後編)。忙しいビジネスパーソンが運転を再開する際は、いきなり路上に出るのではなく「出張型ペーパードライバー講習」などを受けるのがおススメです。今回はその講師が教える「大切なこと」に加え、運転に不慣れな人がやりがちな「最悪な左折」の予防策を解説します。

2022年6月の発売以来、累計受注台数が5万台を突破するなど大ヒット中なのが、日産自動車の軽EV「サクラ」である。この車が台頭するまで、日本のユーザーにはEV購入に消極的な層が多かった印象だが、なぜサクラは広く受け入れられたのか。かつて日産で開発エンジニアを11年間務めた経験を持つ、自動車ジャーナリストの筆者が独自の視点で考察する。

普通自動車の運転免許を取得してから長い年月がたち、若い頃に丸暗記したはずの交通ルールや標識を忘れてしまった。今は「なんとなく」の理解で運転している――。そうした人も少なからずいるでしょう。そこで本稿(前後編の後編)では、誤解されがちな交通ルールをクイズ形式で二つご紹介します。

普通自動車の運転免許を取得してから長い年月がたち、若い頃に丸暗記したはずの交通ルールや標識を忘れてしまった。今は「なんとなく」の理解で運転している――。そうした人も少なからずいるでしょう。そこで本稿(前・後編の前編)では、誤解されがちな標識と交通ルールをクイズ形式で三つご紹介します。

「ハンドルの10時10分の位置を握りましょう」。自動車教習所でそう教わった人は多いはずです。しかし昨今は10時10分だけでなく、他の持ち方も「正解」とされています。なぜ常識が変わったのでしょうか。自動車ジャーナリストの筆者が、自らハンドルを握り変えつつドライブした結果を基に、その理由を徹底考察します。

救急車などの緊急車両に道を譲るというのは、一般常識でありドライバーの義務です。しかし昨今は、消防隊員などから「道を譲らないクルマが増えている」という悩みが漏れ聞こえてきます。その裏側には何があるのでしょうか。自動車ジャーナリストの筆者が考察した結果、“あまりに皮肉な理由”が見えてきました――。
