これからの自分のキャリアをどう考え、描いて、行動するのか。
働き方改革関連法案や副業解禁の会社やリモートワーカーの増加等、
会社員の働き方が大きく変わる2019年。
今まさに自身のキャリアを考える最良のタイミングといえるでしょう。
これからの「二者択一」(会社を辞めるか否か等)の「OR」ではなく、
「AND」キャリアで仕事も人生も両方充実させていく時代がきています(第1回参照)。
その基本的な考え方として、「ライスワーク」(食べるための仕事)と
「ライフワーク」(やりたいこと)があります(第2回参照)。
この「ライスワーク」と「ライフワーク」の両方を持つという
新しいキャリアデザインのコンセプトには、もうひとつの切り口があります。
それが「消費」から「生産(創造)」へのシフト(第4回参照)です。
同じ会社の同じ部署で働くAさんとBさんでも、「消費」型の仕事をしているのか、
それとも「創造」型の仕事をしているのかで、キャリア価値には大きな違いが出ます。
自分の働き方は、「消費」型なのか、それとも「創造」型なのか――。
さっそく書籍『「キャリア未来地図」の描き方』著者の2人(原尻淳一、千葉智之)による、新しいキャリアの描き方、その基本となる考え方についてお伝えします。(まとめ・編集部)
「消費のライスワーク」と
「創造のライスワーク」
キャリアの構造をライスワークとライフワークの二本道として構成し直しました。
1.ライスワーク(Rice-Work)
2.ライフワーク(Life-Work)
ライスワーク=ご飯を食べるための活動、ライフワーク=夢や自分の好きなことを追い求める活動、です。
そこにもう一つ、「消費か創造か」という視点を加えてみます。
ライスワークを2分割。
「消費のライスワーク」「創造のライスワーク」に割ってみる。
もちろん、より高い価値を持つのは「創造のライスワーク」になります。
この領域に行くことができなければ、成功したキャリアとは言えませんよ?
そんな問いかけでもあります。