ナッツが世界中で長寿につながると注目されている。『医者が教える食事術2 実践バイブル』でも最新の研究成果を根拠に、効果的なナッツの摂取を推奨している。ただし、ナッツなら何でもいいわけではない。添加物やカビのあるものなど摂取しないほうがいいナッツも店頭にはある。またピーナッツをナッツと勘違いしている人や、市販のアーモンドミルクを健康のために飲んでいる人もいるが、これにも落とし穴があるので注意が必要だ。今回は『医者が教える食事術2 実践バイブル』より、おススメ食材であるナッツの効果的な食べ方と、落とし穴を紹介する。

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ナッツのすごい健康効果が
世界的に注目されている

 最近、世界中で「体にいい」という研究結果が報告されているのが、ナッツです。

 例えば、アメリカのダナ・ファーバーがん研究所がハーバード大学公衆衛生大学院などと共同で行った研究結果によれば、一つかみのナッツを毎日食べる人は、まったく食べない人に比べ、20%も死亡率が低下したそうです。週に1回食べるだけでも、7%の低下が見られたというのです。(*1)

 また、2018年の『NEW ENGLAND JOURNAL OF MEDICINE』に掲載されたスペインの研究では、エキストラバージンオリーブオイルとナッツをたくさん使った地中海食を摂ることで血管性疾患が減ることも突き止められています。(*2)

 さらには、ナッツを多く食べると(1日67グラム)、総コレステロール値が5.1%、悪玉とされるLDLコレステロール値も7.4%低下することも報告されています。太る原因の中性脂肪も下がったそうです。(*3)

「ナッツは太ってコレステロールが上がる」というのは大きな間違いなのです。私たち日本人も、もっとナッツを摂りましょう。連載の第5回の「チョコやナッツはニキビの原因」は真っ赤な嘘でも説明したように、ナッツを食べてもニキビが出るなど肌に悪影響は出ません。

 週に3~5回くらい食べるとして(週に7回でもかまいません)、まず1回の摂取量は約30グラムを目標とし、徐々にこの論文にある1日67グラムに増やしてゆくのがいいでしょう。

 アーモンド、ヘーゼルナッツ、クルミなどがミックスされ、30グラムくらいの小袋に分けられた製品も市販されています。それを鞄にしのばせておき、小腹が空いたときに食べるといいでしょう。