経済は動乱期に入った。目の前の変化にアタフタしてはいけない。3年先、5年先を見据えて、起こり得る経済リスクを理解し、守りをきちんと固めることである。【投資】【年金】【保険】【住宅ローン】……。特集『「お金」大全』では、1月9日(月)から15日(日)までの全17回にわたり、後悔しないため、少しでも得をするためのお金の必須ノウハウを紹介する。
#1 1月9日(月)配信
円の暴落とハイパーインフレは「2023年中にも来る」と藤巻健史氏が断言する理由
元モルガン銀行(現JPモルガン・チェース)日本代表・東京支店長であり、金融マーケットをよく知る藤巻健史氏は、ハイパーインフレ、円暴落の日は「2023年中にも来る」と明言する。その引き金を引くのは、これまで異次元緩和を続け、国債発行残高の過半を保有する日本銀行だ。藤巻氏が「目の前にある」とする危機の構図とは?
#2 1月9日(月)配信
さわかみ投信の澤上篤人創業者が「金融緩和バブル崩壊はいよいよ本番」と断じる理由
さわかみ投信の創業者である澤上篤人氏は、この半世紀にわたって投資運用の世界に身を置いてきた。その澤上氏は、いよいよ金融マーケットが崩壊し、経済社会が大混乱に陥ると断じる。マネーがこれから暴れだす。なぜ、そう確信するのか?
#3 1月10日(火)配信
今後5年間の「円安リスク」を大予想!個人の外資投資増でキャピタルフライト、円売り加速も
家計からの資本逃避が絵空事ではなくなった。2022年に進んだ大幅な円安は、外貨建て資産の比率を増やしていた家計に、大きな利益をもたらした。うまみを知った個人マネーは、今後のドル安円高局面でドル買いに向かっていくだろう。外債投資の増加がさらなる円安を招く。
#4 1月10日(火)配信
今後5年間の「金融政策リスク」を大予想!日銀「次の一手」は限られ、異次元緩和の出口遠く
突然の「長期金利の許容幅拡大」によってマーケットを驚かせた日本銀行。だが、異次元緩和の出口に向けて、次なる施策の余地は小さい。超低金利に慣れ切った企業や家計は金利の大幅な上昇に耐えられない。また欧米諸国の景気後退は日本経済を冷やし、日銀の手足を縛る。
#5 1月10日(火)配信
住宅ローン変動金利「125%、5年ルール」の罠、金利上昇で“未払い利息”発生の分岐点は?
変動金利で住宅ローンを組んだ場合、金利の急上昇の影響をある程度抑える「125%ルール」「5年ルール」というものがある。そのルールを適用しても、ローンの総額が増えて返済負担が激増する恐怖は付きまとう。金利が一定の分岐点を越えると、「未払い利息」が発生するリスクもある。仕組みを知り、具体的にシミュレーションし、備えが必要だ。
#6 1月11日(水)配信
インフレ収束はいつ?高金利は定着する?東大・渡辺努教授と河野龍太郎氏が徹底討論
米国や欧州の高インフレはいつ収束するのか。ピークの見えない日本の物価上昇はどうなるのか。インフレが収まったときに、以前のような低インフレ・低金利・低成長に戻るのか。物価分析の泰斗である渡辺努・東京大学教授と著名エコノミストである河野龍太郎・BNPパリバ証券経済調査本部長に徹底討論してもらった。
#7 1月11日(水)配信
今後5年間の「米経済リスク」を大予想!利下げは24年以降、高インフレ・高金利が定着へ
FRB(米連邦準備制度理事会)はインフレを抑制すべく、2022年の1年で政策金利を4.25%も引き上げた。株式市場は早期の利下げを期待するが、23年中の利下げは見込めず、24年以降にずれ込むだろう。米国経済の低成長は継続する一方で、低インフレ・低金利から高インフレ・高金利へと、大きく体質転換が進むとみられる。
#8 1月11日(水)配信
住宅ローン借り換え直前に絶対はまってはいけない「4つの落とし穴」
金利上昇で家計の負担が増えそうだ――そんな不安を抱き、早めに低金利の住宅ローンに借り換えたいという住宅所有者の専門家への相談が増えている。だが、借り換え審査が厳しくなってしまう可能性がある「絶対はまってはいけない四つの落とし穴」があるという。それを見落とさないよう、気を付けるべきポイントを解説する。
#9 1月12日(木)配信
今後5年間の「中国経済リスク」を大予想!成長率5%割れ常態化、改革開放路線への復帰不可欠
幹部を側近で固め、異例の3期目に入った習近平・中国共産党総書記。突然のゼロコロナ政策の修正に踏み切ったものの、経済への統制を弱める気配はない。中期的な経済成長率も低下する中、成長率5%割れの常態化は必至だ。経済復活のためには、改革開放路線への復帰が欠かせない。
#10 1月12日(木)配信
株で勝つには「トレードはするな!?」、7大名著が教える個人投資家3つの鉄則
激動の時代、個人投資家が株投資で勝ち切るのは容易なことではない。しかし、策はある。運用のプロにも負けない、投資の鉄則が三つある。長く読み継がれてきた株投資の7大名著はそう教える。一つは「トレードはするな」。残る二つの鉄則とは?
#11 1月12日(木)配信
「新・お宝生命保険」はこれだ!絶対に解約してはいけない、知る人ぞ知る販売中止商品とは?
知る人ぞ知る“新お宝保険”がある。かつて売られていたが今は販売中止となっている、お得な生命保険商品だ。実際の商品の中身をご紹介しよう。予定利率が高かった時代の“お宝保険”と共に、簡単に解約してはいけない。
#12 1月13日(金)配信
個人投資家がプロに勝つための最強武器!「長期&分散」投資の極意
投資で後悔しないためには、短期の値動きを気にしないこと。右往左往するのは駄目だ。個人投資家は「分散」「長期」というプロに負けない投資の切り札を持つ。そのパワーを理解し、きちんと使いこなすことである。どっしり構えて臨もう。
#13 1月13日(金)配信
終身の「医療保障」に50~60代は要注意!保険料を一生払い続けられる?負担軽減の奥の手も
終身保険とセットになった医療保険特約を「終身保障だから安心」と勘違い!よくある思い違いだ。医療保障は要注意。終身保障であっても本当に必要なのか、高い保険料に見合うのか疑問符が付く。負担を軽くする奥の手もご紹介しよう。
#14 1月14日(土)配信
年金「2024年改正」であなたは幾らもらえる?高所得者は給付減に注意【年齢・月収別金額試算】
2024年は5年に1度の公的年金の財政検証の年。それに合わせて年金制度改革が実施される。その柱は基礎年金の給付水準確保だ。厚生年金から財政支援、加入期間の40年から45年への延長が検討されている。これらが盛り込まれると、年金給付額はどうなるのか試算した。高所得者は給付減に要注意だ。
#15 1月14日(土)配信
節約の余地はまだ意外にある!「料金一括払い、積み立て、シニア割引」を使い倒せ
インフレは家計を追いつめる。生活防衛のためにやるべきことはないか。実は、お金を上手にやりくりする余地は、意外と残されている。「料金一括払い」「積み立て」「シニア割引」に情報アンテナを張って、徹底的に活用してみよう。
#16 1月15日(日)配信
年金を増やすはずの繰り下げ受給、「後でがっかり」を避けるための必須ノウハウ
公的年金を増やす切り札がある。年金の受給開始を遅らせる「繰下げ受給」だ。だが、実は「後でがっかり」というケースも意外に多い。上手に増やすための必須ポイントとノウハウをご紹介しよう。
#17 1月15日(日)配信
ウイスキー山崎は「価値30倍」も!家に眠る高額お宝の探し方、硬貨・切手・ポケモンカード…
ウイスキー「山崎」を元値の30倍以上、3000万円超で販売した――。買い取り業者の元に持ち込まれる不用品の中には、そんな高級品もある。最近では、コロナ禍で職を失い手元資金をつくりたい、遺品整理や終活をしたいという理由が多い。そんな人のために、ウイスキー高額ランキングの他、硬貨・切手からポケモンカードまで家に眠るお宝の探し方を伝授する。
Key Visual by Noriyo Shinoda