総予測2023#85Photo:takasuu/gettyimages

岸田内閣がリスキリングに5年で1兆円を投じるとぶち上げるなど、成長分野の新しいスキルを学ぶ機運が高まっている。むろん、選択肢の一つに挙がるのが資格の取得だ。そこで、特集『総予測2023』の本稿では、ビジネスパーソンにとって必修といえる今注目の資格を紹介しよう(資格・勉強コンサルタント 鈴木秀明)

「週刊ダイヤモンド」2022年12月24日・31日合併号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。

資格は時代を写す鏡
データサイエンス系に新資格が誕生

 世の中の動きによってにわかに脚光を浴びる資格が出てきたり、法律改正に伴って新しい資格が誕生したりする。

 例えば、2016年にマイナンバー制度が開始されたのに伴ってマイナンバー実務検定が誕生したり、数年前にはプログラミングに関する資格がブームになったりした。最近では、新型コロナウイルス感染症のまん延に伴い、感染対策アドバイザー検定などといった、感染症リスクに対する資格が脚光を浴びている。

 加えて、16年にキャリアコンサルタントが国家資格になったり、22年12月からはドローンの免許が同じく国家資格化されたりするなど、国が政策として強化している分野に関しては、民間資格が国家資格に変わるケースもある。

 つまり、資格は時代を映す鏡であり、資格の動向をつぶさに見ていれば、世の中の動きをいち早くつかめるというわけだ。

 そうした中で最近注目しているのが、データサイエンス系の資格が続々と誕生していることだ。そこで、今後注目すべき三つの資格をまとめてみた。次ページで紹介していこう。

独学で850を超える資格を取得している資格・勉強コンサルタントの鈴木秀明氏。その鈴木氏が注目するデータサイエンス系の資格とは何なのか。今やビジネスパーソンにとって必修ともいえるお勧め資格を、次ページで紹介する。