『ブレッツェル』ストレッチを効果的に行う注意点・アドバイス

 折り畳んだタオルやヨガブロックを膝の下に敷(し)き、左右の腰が垂直に重なるように意識します。頭の下にもタオル(やヨガブロック)を敷き、首をしっかり支えましょう。

 あくまでも可動域を保つことを目的としたストレッチであり、何かを競うものではありません。慌てず、ゆっくりとした動作を意識しましょう。

 そして、呼吸方法もとても大切です。ストレッチに入る前には必ずひと呼吸おくようにしてください。そして、ゆっくりと息を吐きながら身体を捻っていきます。

 ストレッチに入る前には、股関節に痛みが無いことをまず確認してください。関節が固くても構いません。ただし、痛い場合は要注意です。痛みのある場合には、すぐに医師や理学療法士などの専門家にご相談を。

『ブレッツェル』ストレッチの効果を高めるためのコツ・ヒント

 驚きの効果が期待できるストレッチですが、やや高度な運動でもあります。モビリティトレーニング(=「モビリティ(Mobility)」とは、筋肉の柔軟性と関節が動く範囲の広さを指すトレーニング用語)の未経験者は、いきなりこのストレッチをしないようにしてください。

 単なるストレッチであることに違いはありませんが、「ただのストレッチでしょ」と気軽にヨガをはじめた結果、病院送りとなった人も意外と少なくないので。常に身体と相談しながらストレッチに励んでください。つま先立ちができない人は、このストレッチにはまだ(ちょっと)早いかもしれませんね。

Source / Men’s Health US
Translation / Kazuki Kimura
※この翻訳は抄訳です。

Text by Ebenezer Samuel, C.S.C.S., Hikaru Sato and Milo F. Bryant, C.S.C.S.

股関節の柔軟性を改善する「2分間ストレッチ」、効果的な姿勢と回数は?