同じ人を同じやり方で助けるだけでなく、サプライズで喜ばせるのもいい。少なくとも1日に1人、予想外の方法で誰かを助けることを目指してほしい。

◇周囲を認めてほめる

 秘訣の12個目は「周囲を認めてほめる」。まわりを認めてほめる人は、必ず成功を収める。それなのに私たちは、感謝を伝えたり、ほめたりすることをしばしば忘れてしまうものだ。

 仕事から帰るとき、毎日「きょうは誰に感謝し、誰をほめ、認めただろう?」と考えるようにしよう。毎日1人以上に感謝し、その人を認める習慣をつけること。あなたの姿勢はやがて周囲へと伝染し、職場の雰囲気を明るくするだろう。

【必読ポイント!】
◆成果を出す
◇会社から求められた以上の仕事をする

 20個目の秘訣は「会社から求められた以上の仕事をする」だ。成功者は誰しも、プラスアルファの成果を出そうと努力している。さて、あなたはどうだろう。

 あと一歩頑張りたいと思うなら、まずは今、上司から何を期待されているか、その期待に応えられているかを把握するべきだ。自分がやるべき仕事を知り、それらを完璧にこなせてはじめて「あと一歩」に乗り出せる。

 代えの効かない人材になることはかなり難しい。だからまずは「かけがえのない人材」を目指そう。「後任は見つかるが、同じくらいよく働く人は絶対にいない」と評されるようになるのだ。

 辞めたあとではなく、在職中にその評価を得るのは簡単なことではない。さりげなく、適切なタイミングで、自分の仕事ぶりを周囲にアピールしたいものだ。

◇上司の扱いに習熟する

 秘訣の40番目は「上司の扱いに習熟する」である。上司は仕事やキャリアにおける重要人物だ。あなたの成功の鍵は上司が握っていると言っても過言ではない。

 上司とうまく付き合うには、いくつかのスキルが求められる。別のスタッフがいる前で上司を持ち上げたり、上司から学んだり、情報を共有したり、上司に対してオープンかつ誠実になったりするスキルだ。上司を称賛し、認め、輝かせるのも、あなたの仕事のうちである。この仕事をうまくやれると、上司はあなたに感謝し、もっと大切にしてくれるようになるだろう。