マスク・除菌グッズの見直し(4)
アルコール製品の処分・再利用には注意が必要

 収納の中を見直した後、見切りをつけたモノをどうするかが最後のハードルです。

 アルコールは揮発性のため、容器のままゴミに捨てるのは引火の恐れがあって危険です。廃棄する場合は、必ず分別してください。ジェル・液体とも水で薄めながら排水溝に流すか、トイレに流す方法が推奨されています。キッチンのシンクで流す際にも、念のため引火には十分ご注意ください。

「捨てるのはもったいないから」と手指消毒用のジェルを掃除や洗濯で再利用するアイデアもよく紹介されていますが、私は「ちょっと怖いな」と思います。商品に含まれるエタノール成分が家具や家電の表面を傷めてしまう恐れも多分にあるからです。むやみにあちこちで使うのはおすすめできません。

 さて、今回は感染対策グッズの整理方法について解説しました。最近はコロナとの向き合い方も大きく変化してきましたね。必要な備えをキープしつつ、快適な収納を取り戻すためにもこの機会にぜひ見直してみてください。

「収納がぎゅうぎゅう」をはじめとした「片づけの5大めんどくさい」を解消するための仕組みづくりは、『家じゅうの「めんどくさい」をなくす』という本に書きましたので、詳しく知りたい方はぜひ読んでみてくださいね。